黒野神社
黒野神社は伊津岐大明神を祭神とする神社である。『一二分庄神社明細記』には807(大同2)年の創建と書かれている。かつて伊津岐山(通称宮山)にまつられていたものが、1436(永享8)年に山麓の現在地に移転したという。藩主山名氏から崇敬が厚く城内鎮護の守護神とされ、社領の寄進を受けるなどして江戸時代に栄えた。付近には、山名氏の3代矩豊(のりとよ)から8代義方(よしかた)までの墓碑が並ぶ。室町時代の絹本著色釈迦十六善神像(国指定文化財・重文)や、鎌倉時代の舞楽面「貴徳面」が保存されている。
本殿の屋根組みや各所に施された彫刻、本殿横の皇大神社などが美しい神社である。
本殿の屋根組みや各所に施された彫刻、本殿横の皇大神社などが美しい神社である。
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