慧日寺
慧日寺は、篠山川沿いに建つ臨済宗の寺である。1375(永和元)年に管領細川頼之(よりゆき)・頼元により建立された当寺は、一本山として末寺46カ寺、塔頭(たっちゅう)16坊が存在したと伝えられる。1575(天正3)年に明智光秀の兵火にあい焼失するが、寛永年間(1624〜44)・慶安年間(1648〜52)に再建が進められた。現在の仏殿・方丈・鐘楼などは元禄年間(1688〜1704)以降、一説によると1718(享保3)年に再建されたものという。7通保管される朱印状は寺領確認を示しており、徳川8代将軍吉宗より14代将軍家茂まで7代に渡って下付されたものである。
現在は、山を背景にした本堂の立派な茅葺き屋根が、のどかな風情を醸し出している。
現在は、山を背景にした本堂の立派な茅葺き屋根が、のどかな風情を醸し出している。
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