随願寺

街道 : 但馬道

: 播磨

ジャンル : 寺

所在地 : 姫路市白国5

地図

 随願寺は増位山の山上に位置する天台宗の寺で、播磨六か山の一つである。登山口には念仏堂がある。寺伝には、聖徳太子の命により高麗の僧恵便(えべん)が開いたとある。平安時代に全盛となり、法相宗から天台宗に改めた。白河上皇が訪れるなど各時代の権力者との結びつきが強く、秀吉により伽藍が復興した後は姫路城主榊原氏の保護を受け寺領289石が与えられた。収蔵庫の毘沙門天(びしゃもんてん)立像(国指定文化財・重文)は、県下の天部像では最も優れたもののひとつと言われる。寺宝には芭蕉が用いたと伝えられるみの笠もある。本殿左奥には、墓碑銘の長いことで知られる榊原忠次の墓所がある。
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随願寺 境内
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