舞子浜
舞子浜は松の名所として知られる浜である。千姿万態の磯馴松(いそなれまつ)の姿が舞子(妓・こ)の舞う姿に似ていたことからその名がついた。この浜と松が一体となった風景は日本の海岸の原風景として認識されていたらしく、歌川広重の『六十余州名所図会』に播磨国を代表する名所として描かれている。この浜から淡路島や瀬戸内海を眺める事は、江戸時代の娯楽の一つとして楽しまれていたようである。そのほか1917(大正6)年に中国人の富豪が浜に建てた移情閣(八角堂とも六角堂とも呼ばれる)も名物の一つである。
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