授業の流れ

学習・教材資料

第2学年 音楽科(B分類)

プログラミングで簡単なリズムをつくる活動を通して、コンピュータ処理のよさである「正確さ」に触れることができる。
リズムづくりでは、「まとまりのあるリズム」にすることを意識して、音楽的な見方・考え方を深めることができる。

くりかえしをつかって音楽をつくりましょう(教育芸術社)

配布プリント

〇児童用シート1 PDF

〇児童用シート2 PDF

ソフトウェア・教材等

Scratch3.0

プログラミング教育のねらい

・リズム作りを通して、プログラミングの仕組みに触れつことができる。
・反復を生かしたまとまりのあるリズムを作ることができる。
・作成したリズムを見返し,自分たちの思いにあった音楽になるようペアで試行錯誤しながらプログラムづくりに取り組む

学習指導案

【単元の流れ】※( )内の数字は時間数

【本時の学習】(2/2時間)

単元計画

1 おまつりのリズムのとくちょうを見つけてリズムを作ろう(計1時間)

・反復のある「まとまりのあるリズム」や最後を休符にする「おわったかんじのリズム」を使って、
表現したいおまつりのリズムになるようリズムブロックを並べる

2 おはやしにあうリズムを作ろう(計1時間)

・反復を生かした「まとまりのあるリズム」や最後を休符にする「おわったかんじのリズム」を作る
・組み合わせを工夫し、おまつりの音楽を作る


学習活動

導入

1 前時に作成したリズムをふり返り本時の課題をつかむ。
(1)ワークシートから、本時で実現したい動きやプログラムを具体的に想起させる。
めあて「コンピュータでおまつりのリズムをつくって、うたにあわせてたたこう」

展開1

2 リズムを作る(コンピュータにプログラムを入力する)。
〈ルール〉
①まとまりのあるリズムにする
②おわった感じのするリズムにする
・作業用ブロックを並べ替える。
・タブレットを活用してリズムの組み合わせや順番を考える。

point!
・組み合わせを変えたり順番を変えたりして、意図したおはやしのリズムを作るよう促す
・同じリズムを繰り返すことや休符で終わることで条件にあったリズムを作ることができる
ということを意識させる
・前時に考えた表現したいお祭りのイメージに合っているか意識できるよう声をかける

展開2

3 作ったリズムに手拍子や口唱歌を合わせる練習をし、発表する。

〈手拍子〉途中から2人で盛り上げる
〈かけ声〉「わっしょい。」「ソレソレ。」「よいしょ。」
point!
・作ったリズムが自分たちの意図したお祭りを表現できているかをポイントに練習するように伝える
・手拍子や口唱歌、かけ声では一人ずつするのか、ペアで叩くのかを考えて、工夫するよう助言する
・練習する際には、コンテンツの中の「音楽スタート」というところをクリックさせて練習させる。
また、メトロノームが同時になることから拍に乗ってたたくよう注意を促す
 

振り返り

4 振り返りを書く。
(1)「まとまりのあるリズム」や表現の工夫などに着目して書かせる。
(2)音楽づくりと情報技術のつながりや、楽器が苦手でも音楽を作ることができること、実際に演奏できることことも素晴らしいということを伝える。


児童生徒の活動

作成したプログラム

活動の様子

授業者の声


プログラミング体験でリズムづくりを楽しみながら、音楽科の見方・考え方を深めてほしいです。

 多可町立八千代小学校 市位 真