(((●平成8年度 研究紀要 第108集●)))
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高等学校における防災教育の推進に関する研究
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高校教育研修課 |
課長 |
廣岡 徹 |
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主任指導主事 |
橋本 光政 |
指導主事 |
石山 稔 |
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指導主事 |
濱田 正晴 |
指導主事 |
宮本 俊郎 |
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指導主事 |
清重 安男 |
指導主事 |
廣瀬 友良 |
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指導主事 |
藤井 義一 |
指導主事 |
江本 博明 |
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指導主事 |
松田 義人 |
研究員 |
梶原 勝 |
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要
旨
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本県の防災教育は、阪神・淡路大震災の教訓を生かし、災害に関する知識を身につけ、対応能力を育てるとともに、人間としての在り方・生き方を考えさせ、生きる力を育むことをめざしている。その実現のためには、あらゆる教育活動で防災に関わる内容を取り上げるよう工夫するとともに、家庭・地域社会と連携して推進する必要がある。また、高等学校の教科・特別活動においては、身近な地域や様々な自然災害に関する教材の活用が効果的である。
本研究では、防災教育の具体的なテーマ例をあげ、指導の展開例を提示した。また、これらを効果的に進めるための年間指導計画の作成、校内研修等の在り方についても提言した。
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小学校における防災教育推進に向けての一提言
−クロスカリキュラムへの試み−
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義務教育研修課 |
主任指導主事兼課長 |
藤永 峯子 |
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指導主事 |
池本 忠行 |
指導主事 |
古田 猛志 |
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指導主事 |
細見 悟 |
研修員 |
山城 芳郎 |
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指導主事 |
小林 宏 |
研修員 |
森本 寿文 |
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指導主事 |
松尾 光明 |
指導主事 |
古田 昇 |
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要
旨
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防災教育は、「防災リテラシー」を培うことが基本的なねらいであるが、本県では先の阪神・淡路大震災の教訓を踏まえ、人間としての在り方・生き方に基づく「新たな防災教育」の推進を目指している。学校では、この教育を推進するために、教育活動全体において横断的・総合的な指導に取り組むことが必要である。
本研究では、クロスカリキュラムに基づく防災教育の取組が各学校で効果的に行えるよう、小学校高学年における学習構想表並びに指導計画例を作成した。また、これらについては、兵庫県教育委員会が作成した防災教育副読本の活用も含めて考えた。
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児童生徒に生きる力を育むための研修の在り方に関する提言
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企画調査課 |
所長補佐兼課長 |
田中 廣喜 |
指導主事 |
小林多津子 |
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指導主事 |
越智秀三郎 |
指導主事 |
吉田 和志 |
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指導主事 |
横田 政美 |
指導主事 |
笹倉 剛 |
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研究員 |
吉川 昭吉 |
研究員 |
稲葉 達雄 |
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要
旨
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本研究のテーマは、平成8年7月の第15期中央審議会の第一次答申や、平成8年8月の兵庫県教育委員会の「子どもたちに生きる力を育む教育懇話会」のまとめを受けて、今取り組まなければならない教育の課題解決に向けて、教員研修の在り方を探ろうと設定したものである。そして、児童生徒に生きる力を育むために、教員としてどのような研修が必要なのかを模索し、そこから教育の今日的課題の解決を図るための講座を設定し、講座の目標・内容さらには運営の仕方等について具体的に提言するものである。これまでの研修パターンにとらわれず、研修内容や研修方法に工夫改善を試み、研修の目的である教員の資質・能力の向上、教員の意識改革等を目指した研修の在り方を提示した。
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理科嫌い・理科離れに関する研究
−児童生徒及び教員を対象にした調査を通して−
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義務教育研修課 |
研修員 |
山城 芳郎 |
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研修員 |
森本 寿文 |
高校教育研修課 |
指導主事 |
廣瀬 友良 |
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要
旨
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兵庫県における小・中・高等学校の児童生徒の理科に関する意識を調査するとともに、教員の意識等についても調査し、子どもの実態と教員の意識等を関連させて考察した。
調査の結果、理科嫌い・理科離れは、高等学校の1年で顕著になるが、小学校の高学年や中学校の1年からすでにその傾向は見られた。また、児童生徒にとって理解困難な内容は、小学校では「天体」「水溶液の性質」、中学校では1年の「光・音・熱・力」「地球と太陽系」、2年の「電流とその性質」「物質と原子」等で、高等学校では物理や化学領域であった。そして、「用語や内容」「計算問題」を難しく感じるようになるにつれて、理科嫌い・理科離れが増加することがわかった。
これらの調査をもとに、今後の学校における理科教育の在り方や生活の中から理科に興味・関心をもたせることの大切さについて論じた。
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