
マーキュエル・ストーリー
総括後書き
マーキュエルストーリー、これにて完結です。
何かの形で、全く別のマーキュエル、もしくはセーラスに関しての話を書くことがあるかもしれませんが…シオとセーメの話は、これで完全に終了とします。
全3回という短い話にもかかわらず、結局話を進めていくのはかなりの苦労を伴うものとなってしまいました。
…ひとえに、僕の力量不足ですね…うう、もっと上手くなりたい。
さて。ここで、キャラ達について少し触れておくことにします。
実は、主人公であるシオとヒロインであるセーメ、彼らの名前は、僕にとって思い入れがあるものなのです。
シオ:この名前、最初は某ゲームでの主人公の名前でした。…そう言えば、職業も「漁師」と共通のものがあるなあ。(分かった方はおられるでしょうか?)「潮流」などの「潮」と、「Sea(海)」をかけていたりします。…でも、男にも女にも使っているなあ、この名前。
セーメ:実は、僕が書いた未発表の小説で、有翼人の女の子の名前でした。最初は「レーヴェ」とか「セーヴェ」とかだったような気が。ちなみに、漢字表記でなんと「青目」でした…。
後、この作品では、海に関して色々名前を作りました。
カイリ→カイ、が「海」です。
クロル→泳ぎ方の名称より。
ミナギ→「薙ぎ」から。(…まあ、大体見れば分かるような気はしますが…)
…こう言う作業、やはり作る側としては苦労するものですが、楽しさがあるのも事実だったりします。でも、これに関する技術も向上させたいものです…。
この小説で、最も悩んだ所は…やはり、胎動の海と、贈り物ですね。
後者は、すでに物語が始まったときに決めていたのですが、「本当に、これでいいのか?」と自問自動する事多々。
前者は、描写が物語が進むうちに変わってしまって…どういう風に持っていくかで、悩みまくっていました。
もっと時間が有れば、推敲が出来たかも…と思う反面、無精者の僕ですから、これ以上時間引き延ばしてもさぼるだけかも…などと考えたりして…。
…ちなみに、今作品で僕は、姫路飾西高校のインターネットノベルを去ります。
約1年半作品を書いてきたのですが…色々と自分のレベルを痛感させられました。
しかしこれからも、小説はどんどん書いていくつもりです。
精進いたしますです…ハイ。
ここで、NETでの読者様に頂いたマーキュエルのイラストを紹介します。
セーメです。

とても綺麗なイラスト、本当に有難うございました。
こういうシーン、実は草稿段階では存在していたのですが…。
本編中に載せられず、すいませんでした。
改めて、この絵を描いて下さった君影さん・白鷹さんに、御礼申し上げます。
重ね重ね…このような拙い作品を読んでくださって、皆様、本当に有難うございました。
この経験を糧にして、まだ見ぬ次回作に向けて頑張ります。
−AD2001・12月17日・21:52 自宅のPCにて
堀田 直矢