学校の様子(城崎小学校) 〜その3〜 |
「6月日誌」 城崎尋需高等小学校(学校日誌より) |
【6月10日(水)】19日目 |
梅雨期における児童・教師場所を次のごとく定む。
極楽寺及びくり 尋1,2,3,4,5年(但し当分尋4年は校庭を使用す。)
天理教 尋6年高2年
薬師堂 高1年
幼稚園は、教会又は野外とし、雨天時は休園することとせり。 |
【6月11日(水)】20日目 |
各学級の授業、平日の通り行う。
主として、前口指定の場所を使用せり。
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【6月12日(金)】21日目 |
授業平日の通り。
慰問品、次々に到着。訓導一名を主任として、その整理に多忙なり。
訓導一名は、25日より救援本部に出張。児童授業の他は婦人会を指揮して炊事部長として活動する事なれり。
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【6月13日(土)】22日目 |
極楽寺及び校庭において、大阪上*子供会羽田観頂氏のおとぎ講演あり。
県営繕課の校舎バラック建築設計成り、校庭にて大工等仕事を始む。
一方、人夫多数焼け跡ならし工事に従事せり。 |
【6月14日(日)】23日目 |
校舎焼け跡の処理進渉せず校舎の位置またまた問題となる。
校庭大天幕北側の物強風のためついに倒壊せり人夫の手により片づくをなす。 |
【6月15日(月)】24日目 |
朝来降雨はげし。児童は雨をおかして所定の場所に参集す。
午後1時より極楽寺において、児童のために東本願寺出張員の講演会を催す。 |
【6月16日(火)】25目目 |
南側天幕倒壊す。町民の助力をかり、職員全部にてこれが取り片づくをなす。
町の焼け跡整理ようやく新渉す。
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【6月17日(水)】26日目 |
町各戸別に損害調査をなすことなり、学校より4名の訓導各40戸から50戸を分担し、その調査に従事す。
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児童出席数(6月17日調べ) |
0
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前総数
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現在総数
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出席数
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他に在住
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欠席(病)
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欠席(事)
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小学校 |
520
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512
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372
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123
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6
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15
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幼稚園 |
73
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72
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42
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12
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0
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18
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補習科 |
30
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29
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6
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4
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0
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19
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