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31 仮定法過去

 「もし〜ならば、----だろう」のように、仮定を条件にして、その結論を述べる時には、仮定法を用いる。現在の事実と異なる仮定をする、あるいは現実に起こりそうもないことを述べる場合に用いる仮定を仮定法過去といい、次のような構文で用いる。動詞には過去形が用いられる点に注意すること。be 動詞の場合、was でも were でもどちらを用いても良い。

If + S + 過去形の動詞 ----, S + 過去形の助動詞 + 原形動詞 ----.
(条件節:仮定を示す) (帰結節:結論を述べる)

(1) If it weren’t (wasn’t) raining, we could have lunch in the garden.
もし雨が降っていなければ、私たちは庭で昼食をとれるのに。
(2) If I had enough time, I could visit him.
もし十分な時間があれば、私は彼を訪れることができるのに。
(3) If I was (were) a bird, I could fly to you.
もし私が鳥なら、あなたの所に飛んでいけるのに。

(1)-(3)は普通の言い方(叙述法)を用いて言い換えることができる。
(1’) Because (As) it is raining, we cannot have lunch in the garden.
雨が降っているので、私たちは庭で昼食をとれない。
(2’) Because (As) I don’t have enough time, I cannot visit him.
私は十分な時間を持っていないので、彼を訪れることができない。
(3’) Because (As) I am not a bird, I cannot fly to you.
私は鳥ではないので、あなたの所に飛んでいけない。

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