Web公開講座 英語U

19 完了不定詞(to + have + 過去分詞)

 不定詞には単純形(例 to play)と完了形(例 to have played)の2つがある。単純形の時制は文の動詞の時制と一致するか、あるいはそれ以降を表すのに対して、完了形の時制は文の動詞の時制より以前を表す。

(1) He is said to be rich.
彼は金持ちだと言われている。
(2) He was said to be rich.
彼は金持ちだと言われていた。
(3) He is said to have been rich.
彼は金持ちだったと言われている。
(4) He was said to have been rich.
彼は金持ちだったと言われていた。

 この4つの文は It is (was) said that 〜(現在:〜だと言われている。過去:〜だと言われていた) を用いて書き直すことができる。次の各文の意味は上と同じである。

(1’) It is said that he is rich.
(2’) It was said that he was rich.
(3’) It is said that he was rich.
(4’) It was said that he had been rich.

 日本語には時制の一致はないので(2’)(4’)の訳に注意すること。

一つ後ろへ  目次  一つ前へ