17.指に点火

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[目的]指に石油ベンジン等をつけて点火しても、熱さを感じないことで気化熱を体感する。
[領域]化学:気化熱
[準備]石油ベンジン・エタノールC2H5OH等 水
[操作]
指を水に浸す。続いて薬品に浸した後、点火する。
[留意点・工夫点]
水と混じりやすいエタノールやアセトンCH3COCH3では、ある程度の熱さを感じる。石油ベンジンを使用するのがよい。石油ベンジンは石油を蒸留して得られる無色透明の炭化水素である。
近くに可燃物を置かないように注意する。また、指から火のついた薬品のしずくが落ちる場合があるので薬品を入れたビーカー等への引火にも注意する。
指は揮発性の薬品の気化により気化熱を奪われ冷たさを感じる。気化した薬品が燃えているので熱さはあまり感じない。さらに、水をつける事で水の上で薬品が燃えることになりいっそう熱さを感じなくなる。
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