洲本城跡

街道 : 淡路往還

: 淡路

ジャンル : 城

所在地 : 洲本市小路谷御熊山1272-2

地図

 洲本城は三熊山(みくまやま)の頂上にある。室町時代の大永年間(1521〜28)に安宅氏が築いた砦が始まりと言われる。豊臣秀吉の淡路攻めの後、仙石権兵衛秀久、脇坂安治らが居城とした。現在の天守閣は1928(昭和3)年の御大典の際に建てられた模擬天守である。洲本城のように池のある城は珍しいといい、池のそばにある日月井戸は、底に日と月が刻まれていると伝えられている。江戸時代の寛永年間(1624〜44)に、三熊城の下に築かれた城も洲本城と呼称するため、山頂の城を「上の城」、寛永の城を「下の城」といって区別している。登り生垣の存在により、「下の城」ができてから「上の城」が逃げ城としてそのまま利用されたことが確認されている。
 現在、上の城は地元の人々の散歩コースやスポーツの場として利用されている。
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洲本城「上の城」
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