柏原藩陣屋跡
柏原藩陣屋跡は1714(正徳4)年に織田信休(のぶひさ)により建造された。火災にあうが、1826(文政9)年、信憑(のぶより)に再建された。造りは桃山時代風の書院造りである。玄関は千鳥破風(ちどりはふ)をのせた大唐破風や、雲と波を配した蟇股(かえるまた)、木鼻や欄間が桃山建築の様式をよく伝える。1714年の建造である長屋門は貴重な遺構で、尚徳門(しょうとくもん)と呼ばれる。現存する建物は、盛時の約5分の1といわれる。6歳の時「雪の朝 二の字二の字の下駄のあと」の句を詠んだと伝えられる柏原の女流俳人、田ステ女(でんすてじょ)の銅像がある。
※サムネイル画像をクリックすると下の画像が切り替わります