播磨国分寺

街道 : 山陽道

: 播磨

ジャンル : 寺

所在地 : 姫路市御国野町国分寺121

地図

 播磨国分寺は、全域が国指定史跡である。741(天平13)年、国分寺の建立について聖武天皇が詔(みことのり)を出した事により全国に国分寺が創建された。約200mの築地塀の中に南大門、中門、回廊、金堂、講堂、七重塔、僧坊、北門を備えた壮大な寺であった。平安中期末に一度焼け、さらに天正年間(1573〜92)に豊臣秀吉の兵火にあって焼失した。現在の国分寺は1639(寛永16)年姫路城主となった松平忠明が率先して再建したものである。『峯相記』に疫病除けの霊牛説話が関連して記され、寺宝にも霊牛がみられる。
 現在、創建当時の伽藍配置に基づき、塔や門、回廊などの基壇、築地塀などが復元された。広大な寺域を持つ奈良時代の国分寺は、この伽藍配置で偲ぶことができる。
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播磨国分寺 本堂
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