武庫御影石
武庫御影石は、『日本山海名産図会』には「摂州武庫、菟原の二郡の山中より出せり」と記され、『摂州名所図会』には名産御影石として「武庫の山中より多く石を切出し・・・牛車のちからをもって日々運ぶこと多し」と記され、六甲山より切り出した花崗岩で、芦屋市から神戸市東灘区にかけてより多く産出した石質は固く「京師、大坂及び畿内の石橋、伽藍の礎石、あるいは鳥居、燈籠、手水鉢・・・」などの石材として利用されていたと書かれている。現在の神戸市東灘区の御影から船で各地に運ばれたため「御影石」と呼ばれた。今でもこの地には御影石町、石屋川など石にまつわる地名が残る。
御影石は現在、当地以外でも産出されているが、六甲山から産出するものは「本御影」と呼ばれ、別格のブランドとして扱われている。
御影石は現在、当地以外でも産出されているが、六甲山から産出するものは「本御影」と呼ばれ、別格のブランドとして扱われている。
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