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科目「日本の文化」の展開

本校では平成 19 年度から兵庫県独自の学校設定科目 「 日本の文化 」 を意欲的に展開しています。 科目 「 日本の文化 」 は 「 日本及び自らが住んでいる地域の文化的価値についての理解と表現 」 し 「 世界の多様な文化を尊重 」 して 「 国際社会に主体的に生きる自覚と資質を養う。 」 ことを目的としています。

平成 19 年度は, 東播磨地区における実践校として公開授業を実施しました。 平成 20 年度は, 昨年度の反省も踏まえて, 意欲的にこの科目の展開に取り組んでいます。

その授業風景の一端を紹介します。

茶道の体験学習

今回の授業では, 授業から後片付けまで茶道部の部員が協力してくれました。

講師の先生に丁寧に教えていただいて
男子もがんばっています
おいしくいただいています

生徒の感想

一期一会という言葉の意味, この時, この瞬間を大切にすることを学ぶことができました。 とても良い体験ができたと思います。

一度茶道を体験したいと前から思っていたので, とても楽しみにしていた。 人を思いやり, 考えてあげられるということが生きていく上で大切なことなんだと改めて思い直しました。

利休の言葉を紹介していただいた。 お茶だけに限らず, 毎日の生活にも生かせそうな言葉もあってためになった。 「 和 」 の心を学ぶのは大事だと感じた。

昔のおもちゃ体験 (協力 小野市立好古館)

まずは, 学芸員さんによるお手本
めんこ に けんだま
素朴なおもちゃ に興味津々 ?
「よっ と〜」

生徒の感想

どれも簡単そうに思えたけれど, なかなかうまくできなかった。 でも, とてもたのしかった。

独楽 (こま) を回すのが久しぶりで, なつかしい感じがした。

こども も おとな も練習しないとだめなところがあって, 工夫されているなと感じた。

ベーゴマを回すことができず, とても残念だった。

十二単 体験学習 (協力 小野市立好古館)

衣冠束帯 十二単 の着付け体験を行ないました。

気分はお雛様 ?
一枚一枚重ねて行きます
色サンプルを使い, 色襲 (いろかさね) を探ります
この色だ !

生徒の感想

とても重たくて, 圧迫感があった。 自由に動くことができないから生活大変そうだった。

和の色がとてもたくさんあって, 色を探すのが大変だった。 色の名前も複雑だった。

華道

今回の授業では, 準備から後片付けまで華道部の部員が協力してくれました。

小原流の華道について学びます
仕上がりをイメージして・・
なかなか難しい・・
おみごと!

生徒の感想

華道の先生からいろいろとアドバイスを受けながら, なんとか作品ができました。

初めてだったので戸惑った。 実際にやってみると興味がわいた。 でも, 難しかった。

何代にもわたって受け継がれ, 守られてきたものを体験できて, とてもよかったと思う。

機会があれば, また花を生けてみたいと思いました。