目的
災害をシミュレーションし、いざというときに備える。
方法
A:地図を用いての図上訓練
- グループに分かれて自分たちが作った地域安全マップを使う。
繰り返して書き込みできるように厚めのビニールで地図を覆う。
- 全体をまとめる役割(教師)をおく。
- 震度6強の地震が発生した(例)という情報を与え、討議を開始する。
- 「○○時○○分、町内3箇所で火災発生」「避難所に300人が避難」
などの情報を教師が各グループに逐一与えていく。
- 与えられた情報をもとに、対応策を検討していく。
- 検討経過をメモに残しておき、最後に課題を話し合って発表する。
B:役割を想定しての図上訓練
- グループに分かれてそれぞれ役割を担う。
行政 学校 自衛隊 警察 消防 NPO など
- 全体をまとめる役割(教師)をおく。
- 震度6強の地震が発生したという情報を与え、討議を開始する。
- 「○○時○○分、町内3箇所で火災発生」「避難所に300人が避難」
などの情報を教師が各グループに逐一与えていきます。
ただし、あるグループには伝えた情報を別のグループには伝えないなど、
実際に即して運営する。
- あるグループから別のグループへの依頼や連絡もできる
(例:学校から教育委員会へ、避難者数の報告、困っていることの解決依頼など)。
- 検討経過をメモに残しておき、最後に課題を話し合って発表する。
>> 災害対応体験ゲーム(進め方の詳細・ゲーム用教材など)
災害図上訓練
DIGで知られている。Disaster Imagination Gameの略。
大人から子供まで楽しみながら地域防災を考えることができる。
同年齢で行ってもいいし、地域でさまざまな年齢の参加者で行ってもおもしろい。
このゲーム、実はさまざまなバリエーションを作ることができるのではないかと考えている。
時間
2〜4時間
成果
- 地域での助け合いや、行政との連絡、情報収集など、市民として総合的に防災に取り組む。
- 地域の弱点を考えることができる。
- 代理体験することで、実際の災害時での対応力を伸ばす。
- 問題解決、コーディネートの力を育む。