創立七十周年記念事業
歴史と伝統に培われた本校は、本県の聾教育の先駆けとして、発展してきました。昭和6年5月「兵庫県立聾唖学校」として誕生し、同年8月に神戸市垂水区福田に移転し、本校の基礎が出来上がりました。昭和23年「兵庫県立神戸聾学校」と校名を改称して、70年の歴史を重ねてきました。
創立七十周年記念事業は、学校・同窓会・育友会及び垂友会(卒業生・親の会)の四者が、70年の歩みを振り返り、現状の課題を明らかにして、神戸聾学校の将来を考えるためのものです。うれしいことに、この趣旨に賛同していただける方が多く、七十周年記念事業に対する皆様の期待の大きさがうかがわれます。
記念事業及び式典は下記の通りです。
七十周年記念文化祭 七十周年記念式典 |
24日(土)式典当日のアトラクションについては検討中です。幼児・児童達も見て楽しめるものや神戸聾学校の特色が、よく表れているものを考えています。
創立七十年を節目に、神戸聾学校の八十周年そして百周年と、思いを馳せてみたいものです。さあ、どのように発展しているのでしょう。きっと、活気のある楽しい学校にそして、子ども達は、社会の変化に対して何が大切かを主体的に考えて行動するようになっていることでしょう。そのためには、課題解決へと全職員と保護者が一体になって、取組むことが必要であると思われます。
21世紀初めの創立七十周年記念事業は、子ども達、同窓会・育友会及び垂友会そして職員にとって、忘れることの出来ない輝かしいものとなることを願っています。
校章の変遷
昭和6年〜20年 昭和20年〜27年 昭和28年〜
昭和28年の夏、当時の石村校長が新しく校旗をつくることを提案され、校章も併せてつくり直してはということで京都美術大学教授に依頼、多くの形見本の中からスッキリしたものを選んだ。 |
昭和32年の旧校舎
学校創立七十周年記念式典
学校創立七十周年記念式典が、11月24日(土)午前10時に垂水年金会館で開催しました。関係各方面のご来賓をはじめ同窓会、育友会、垂友会(卒業生親の会)、旧職員などおよそ500人という多くの方々のご参加を得て盛大かつ厳粛に遂行することができました。
引き続いて行われた記念行事では、校訓「自立・共生・前進」の披露、そして記念アトラクションとして劇団「新車座」による手話ミュージカル「雨の降る日は悪いお天気」(原作:久保田万太郎)を鑑賞し、70年という歴史の重さを感じるとともに記念すべき「古希」を祝い味わうことができました。あらためて皆さんのご協力を感謝申し上げます。