本文へスキップ

最終更新 令和元年7月23日

副校長より


 


柏 早苗 副校長

皆さま、兵庫県立阪神昆陽特別支援学校のホームページにアクセスいただきありがとうございます。

 平成30年4月1日付けで第3代副校長として着任いたしました柏 早苗でございます。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。
 本校は、障害のある生徒の社会的・職業的自立を支援するための職業教育に重点をおく特別支援学校(高等部 職業科)として平成24年4月に開校し、今年で7年目を迎えます。
 同敷地内には多部制単位制高校があり、両校の生徒が同じ教室や施設において共に学ぶ教科・科目・領域を設定し、両校の教育課程に位置づけています。また、学校行事や部活動を一緒に行う等、ノーマライゼーションを実践し、生徒に豊かな人間性を育むことをめざしています。
 本校では、卒業時には自立した一人の社会人として巣立つことができるよう3年間を見通したキャリア教育に全教職員一丸となって取り組んでいます。
 保護者の皆さま、地域の皆さまには、どうぞ、本校の教育活動にご理解、ご協力をいただきますようお願い申し上げます。

  平成31年4月1日
兵庫県立阪神昆陽特別支援学校
副校長 柏 早苗

 2019年07月19日 「羅針盤(学校だより)」より

 2019年06月21日 「羅針盤(学校だより)」より

 2019年05月24日 「羅針盤(学校だより)」より

 2019年04月26日 「羅針盤(学校だより)」より

 2019年4月9日 「阪神昆陽だより」より

 2019年03月22日 「羅針盤(学校だより)」より

 2019年02月20日 「羅針盤(学校だより)」より

 2019年01月25日 「羅針盤(学校だより)」より

 2018年12月21日 「羅針盤(学校だより)」より

 2018年11月22日 「羅針盤(学校だより)」より

 2018年10月24日 「羅針盤(学校だより)」より

 2018年9月21日 「羅針盤(学校だより)」より

 2018年9月03日 「羅針盤(学校だより)」より

 2018年7月20日 「羅針盤(学校だより)」より

 2018年6月22日 「羅針盤(学校だより)」より

 2018年5月25日 「羅針盤(学校だより)」より

 2018年4月25日 「羅針盤(学校だより)」より

 2018年4月10日 「阪神昆陽だより」より

 2018年3月23日 「羅針盤(学校だより)」より

 2018年2月23日 「羅針盤(学校だより)」より

 2018年1月19日 「羅針盤(学校だより)」より

 2017年12月22日 「羅針盤(学校だより)」より

 2017年11月27日 「羅針盤(学校だより)」より

 2017年10月20日 「羅針盤(学校だより)」より

 2017年9月22日 「羅針盤(学校だより)」より

 2017年9月1日 「羅針盤(学校だより)」より

 2017年7月20日 「羅針盤(学校だより)」より

 2017年6月23日 「羅針盤(学校だより)」より

 2017年5月26日 「羅針盤(学校だより)」より

 2017年4月25日 「羅針盤(学校だより)」より

 2017年4月11日 「阪神昆陽だより」より


2019年7月19日 「羅針盤(学校だより)」より

生活体験発表会を通して
7月8日(月)、伊丹ホールにて、阪神昆陽高等学校・阪神昆陽特別支援学校の生活体験発表大会がありました。
生活体験発表大会は、元は定時制通信制の高等学校が地区大会、県大会、近畿大会を経て、全国大会へと駒を進める(今年で県大会が第69回を迎える)という歴史のあるものです。その校内予選が8日に行われました。
代表11名(特別支援学校代表者は2名)が、、失敗した自分、自信がない自分、いじめられた経験、不登校に悩んだ過去、イライラしてしまう家族との関係等について発表しました。
さて、特別支援学校の代表者のうち1人は、普段は面倒くさいことから逃げたくて、嫌だ・面倒くさい・死にたいと思ってしまう自分を正直にさらけ出し、そんな生活の中でも絵を描くことに生きがいを見いだしたことで生きているんだとまで言い切ってしまう、独特の世界観と独自の言い回しで観客を魅了した発表でした。
また、もう一人は、自分の中の嘘と本当の気持ちについて、過去を振り返りながら掘り下げていき、今の自分に立ち返る。そして未来への自分へと繋げようとしている発表でした。
2人の発表は、様々な困難や嫌なことや悲しいことに対して、もがきながら、失敗をしても、きっと半歩一歩と前に進んで行ってくれると思わせるものがありました。未来への道を切り開く、可能性を秘めた生徒たちを誇らしく思いました。
満足のいかない自分や辛い境遇にぶち当たったとき、どのように行動していくのか。阪神昆陽の生徒たちの生活体験が、これまでもこれからも積み上げられています。
教職員、保護者、周囲の大人たちでしっかりサポート、応援していきたいものです。




副校長 柏(かし) 早苗














2019年6月21日 「羅針盤(学校だより)」より

職業体験週間 校内実習(1年生)より
6月3日(月)から6月14日(金)まで、職業体験週間でした。2,3年生が現場で、頑張っている時、1年生は、1週間の校内での職業体験に取り組みました。
今回の羅針盤では、初めての職業体験をした1年生にインタビューができましたので、お伝えしたいと思います。(1年生は、1日6時間の立ち仕事を初めて体験しました。)

<インタビュー>
柏:校内実習を終え、感想を聞かせてください
A:5日間、きつかったです。だけど、がんばってやり遂げて感動しています。
柏:立ち仕事はどうでしたか。
B:しんどかったです。
柏:そのしんどいのは、どうやって乗り越えたのですか。
C:そこは、我慢しました。我慢しかないです。
柏:作業はどうでしたか。
D:ケミカルキャップをしめるのは、締め具合がきつくもなく弱くもなく、ちょうどよい締め具合だと言われました。
D:ギフトセットのラッピングは苦戦しました。ラッピングしたときに、しわになってミスが出ました。すごく落ち込んでしまいました。
柏:落ち込んだとき、どうやって乗り越えたのですか。
D:上司(実習中の先生を上司と呼ぶ)に相談しました。落ち込んだままだと、作業に響くので、気持ちを切り替えるように言われました。それで、気持ちを切り替えられました。

  初めての職業体験は、とてもきつくしんどかったけれども、やり切ってがんばった自分に感動し、自信をつけることができたようです。
学校は、失敗もするけれど、失敗を怖れずチャレンジし、自信をつけるところであってほしいです。




副校長 柏(かし) 早苗














2019年5月24日 「羅針盤(学校だより)」より

連休後に新たにスタート 2,3年生は技能検定週間
 入学式・始業式から3週間ほど経ったところで、10日間の連休がありました。連休後、2週間が経ち、新学期の学校生活を5週間とちょっと過ごしたことになります。
毎年思うことですが、2,3年生にはそれなりの風格と落ち着きがみられます。
1年生は、語先後礼を学び、ルールを学び、初めての職業体験週間の事前学習を受け、阪神昆陽の職業科としての学びを日々積み上げつつあります。昼休みに元気にバスケットボールをやっている男子生徒の姿も頼もしいです。
2,3年生は、連休後、技能検定週間を過ごしていました。昨年度の夏、各校で行われた兵庫県特別支援学校技能検定を経験した生徒もいます。
喫茶サービスの練習をしている様子を見に行きました。約7分ほどの技能を終え、「ムチャ緊張したぁ」「あつい、汗かいた」等の感想が聞こえました。真剣な態度と表情もみられました。
兵庫県特別支援学校技能検定は、身につけた就労に関する力を公的に証明する認定資格です。しかし、技能検定の練習を通して、資格だけではなく、人と接するときや人をもてなす時の態度や言葉遣いや心遣い、表情、衛生的で丁寧な所作、決められた作業手順等、学ぶことがたくさん含まれています。生徒の皆さんには、そんなことを感じ取って、日常生活にも繋げてほしいと思いました。
阪神昆陽の生活は、まだまだこれからです。1日1日を大切にして、学んだ力を積み上げていきましょう。



副校長 柏(かし) 早苗














2019年4月26日 「羅針盤(学校だより)」より

新学期スタート 『主体的に取り組むこと』『思いやるということ』
 対面式が生徒会を中心に開かれました。また、新2年生が、メンターとなって、学校行事のことや校舎のこと、授業のことなどを1年生に伝えました。さらに、コースの授業がスタートし、新2年生は、自分達が選択したコースで学び始めました。真っさらの作業着を着て授業を受ける姿は、1年前とはちがう成長した姿です。
 新3年生においては、これもまた1年前とは違う表情と態度で、最高学年としての落ち着いた様子がみられます。1,2年生の手本となっていると思います。

 生徒の皆さんに伝えたい大切なこと1
  〜主体的に〜
 生徒会の対面式、2年生のメンターのように、生徒が主体となって何かに取り組むことを阪神昆陽ではとても大切にしています。『先生に言われたからやる』というのではなく、『大切なことだから自分たちで考え取り組む』主体的な姿勢・態度を意識してください。

 生徒の皆さんに伝えたい大切なこと2
  〜『思いやる』ということ〜
 始業式の日、2,3年生の皆さんには伝えしました。3年生の皆さんには、友を思いやり、強い絆をつくることを伝えました。2年生には、友を思いやり、友達がいるから学校は楽しい、ホッとできて安心できる場所にしていこうと伝えました。1年生も同様です。
 友達だけにとどまらず、周囲の人を思いやる、物事を思いやる等、自分以外のことを気遣うことを身につけ、自立した人、社会人となることを学んでほしいと思っています。


副校長 柏(かし) 早苗














2019年4月9日 「阪神昆陽だより」より

 新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。皆さんがこの阪神昆陽高等学校、阪神昆陽特別支援学校の一員となったことを心より祝福いたします。
 さて、新入生の皆さんは、今、どのような思いをもっておられますか。どんな同級生がいるのかな、友だちできるかな、勉強はついていけるかな、部活動に入ろうかどうしようか等々、さまざまな不安と期待が入り混じっているのではありませんか。
 私は、この阪神昆陽高等学校、特別支援学校で、是非とも自分に自信をつけていってほしいと思っています。○○大会に出場し自己記録の更新をして自信につなげるということでもいいですし、自分しか分からないようなちょっとしたことの自信でもいいです。また、コツコツ何かに取り組むことが自信につながる人もいるでしょうし、友だちや先生との出会いが、いずれ自信につながる人もいるでしょう。
 阪神昆陽は、皆さんに自信をつける学校でありたい。皆さんの成長を阪神昆陽の全職員で見守り、応援していきます。
 友達ができたこと、書けなかった漢字が書けるようになったこと、挨拶が普通に言えるようになったこと、作業に取り組めるようになったこと、授業で学んで知識が増えたこと等々、成長しましたね。自信を持って、4月、進級してください。


副校長 柏(かし) 早苗















2019年3月22日 「羅針盤(学校だより)」より

1,2年生の皆さんへ「自信をもって、進級してください。」
 30年度が終わろうとしています。1年を振り返ってみましょう。
 先日、入学者選考がありました。1、2年生の皆さん、1年前、2年前の合格発表の掲示板を見たときのことを思い出してみてください。「働く人になる」ための学校に入って、歳月は流れています。皆さんは、今どれくらい成長したのでしょうか。
 14日(木)、2年生のチャレンジタイム発表会がありました。どうしてその課題に取り組もうと思ったのか、どんな力がついたのかを発表していましたね。少し振り返りましょう。手話技能検定にチャレンジした人がいました。日常生活の中で慣用句を使ってみたいという理由でチャレンジし、『花より団子』等いくつかの好きな慣用句があることを紹介してくれた人がいました。社会に出て言葉遣いで困らないように『マンガで覚える敬語』の本を使って、敬語の習得に取り組んだという人もいました。漢字が書けるようになりたい、字がきれいに書けるようになりたい、一人暮らしがしたい等、「〜したい」といった気持ちから自分で探してきたチャレンジの数々でした。
 ここ最近、廊下ですれ違う1、2年生の皆さんが、「こんにちは」と挨拶したり、ぺこりと会釈したりします。その数が圧倒的に増えています。挨拶ですから、できて当たり前と思いがちですが、4月にはできていなかったことが、できるようになってきて、「素晴らしい」と思います。チャレンジタイムや日々の取組を通して、できるようになったこと、力をつけたことを皆さんには実感してほしいと思っています。
 友達ができたこと、書けなかった漢字が書けるようになったこと、挨拶が普通に言えるようになったこと、作業に取り組めるようになったこと、授業で学んで知識が増えたこと等々、成長しましたね。自信を持って、4月、進級してください。


副校長 柏(かし) 早苗














2019年2月20日 「羅針盤(学校だより)」より

応援旗『仲間を信じて』
 教育振興費においては、保護者の皆様のご理解とご協力により、本校の教育の充実のために活用させて頂いております。
 この度、阪神昆陽特別支援学校の応援旗を教育振興費にて購入し、活用しておりますので、ご報告いたします。上記は、生徒会が応援旗をお披露目したところです。ロゴ上のテーマや合い言葉につきましては、生徒会等からいろんな意見が出されましたが、発注期限ギリギリに『仲間を信じて』と落ち着きました。今後、さまざまなシーンでお目にかける機会があろうかと思います。
 さて、『仲間を信じて』という言葉にたくさんの思いを込めています。例えば、職業体験週間中にしんどく感じ始めた頃「○○くんも今しんどいけど頑張っているはず」と自分を励ます言葉として思い出してほしいです。部活動の練習や試合本番やくじけそうになったとき、「△△達が応援してくれている」「□□くんにできたこと、私もできるようになりたい」と自分を支える言葉であってほしいです。そして、不安で仕方ないとき、「明日になれば学校で誰かに会って話ができる」と、孤独ではないことに気がつく言葉であってほしいです。そんな思いを込めて『仲間を信じて』があることを知っていてほしいと思います。

副校長 柏(かし) 早苗













2019年1月25日 「羅針盤(学校だより)」より

「合同地震(津波)避難訓練、防災学習」
 昨年2018年は、災害の多い年でした。大阪北部地震は、朝の登校時間の出来事でした。その時間に登校していた生徒たちに「これは訓練ではありません。でもみんなは、落ち着いて避難できました。」と褒めた記憶があります。
 台風による警報では、早めの休校準備ができたとホッとしたのも束の間、地域によっては、ライフラインの復旧に時間のかかったところがありました。また、公共交通機関が、安全のために間引き運転や運休を早い段階で行うようになったため、下校時刻を早め、ご家庭や関係施設と連絡を取り合う機会が多くありました。
 そんなとき、「○時と△時のHPにご注目ください。」との呼びかけに、生徒たちもご家庭・園もご協力いただき、有り難うございました。非常時、電話での連絡が困難であるとき、パソコンやスマートフォンでの連絡が可能であれば、HPに必ず載せていきますので、数時間おきにチェックすることを改めてお願いいたします。
 防災学習の備蓄食のアルファ化米の試食では、「冷たいね」「少し硬い」「まあまあ食べられる」「意外と美味しい」等の感想が聞かれました。なかなか飲み込めずにいる生徒もみられました。
 学習の中で、支援物資が届くまで、約3日間分の水や食料を備蓄しておけば何とかなるとの話もありました。今後、学校では1食分の備蓄食を少しずつ増やしていく計画です。
 つらい震災ではありましたが、「1.17は忘れない」、「3.11を忘れない」こと、備蓄について、コミュニティで備え、支えることについて、ボランティアについて、自分で自分を守ることについて等、これからのための防災・減災について学ぶよい機会となりました。
 どうぞ、子どもたちと防災・減災について話す機会としてください。(平成31年1月17日)

副校長 柏(かし) 早苗












2018年12月21日 「羅針盤(学校だより)」より

「心揺さぶれ」「言葉を大事に」
 早いもので師走となりました。
 さて、「心揺さぶれ」「言葉を大事に」は、後期始業式で子どもたちに投げかけたキーワードです。果たして「心揺さぶる」ような学校生活が送れたのでしょうか。下記は、私が『心揺さぶられた』ことの具体です。
 先月の羅針盤でもご紹介しましたが、3年生の生活自立学習で作ったお弁当をレポートしていたら、数名の生徒が自ら校長室に来て、お弁当を披露してくれたり、試食させてくれたりしました。そして、夕飯は何を作り、朝食は何を作り、お弁当は・・・と教えてくれました。夕飯や朝食の画像をスマホで見せてくれた生徒もいます。うまく材料を使い切ったことや、小麦粉料理に徹したことや栄養バランスを考えたこと等、目をキラッキラ輝かせて教えてくれました。このキラッキラとしているところを見て、私は心揺さぶられました。やり遂げた感が子どもからにじみ出ていたからです。
 19日(木)生徒会の選挙が行われました。どの候補者もしっかり考えられたよい演説をしていました。中でも、生徒会長候補者の演説は、3人が3人とも本当に素晴らしかったです。あんな素晴らしい演説は、ある程度自分としっかり向き合うことができる人でなければできないことだろうなぁと思っています。「〜をがんばります。」「こんな学校にしたいです。」と自分の意見をはっきりと皆に言えるとともに、自分のアピールポイントを上手に出していました。
 最後に演説を聴いている全校生徒の態度が素晴らしかったことをお伝えしておきます。
 さまざまなところで、教育活動にご理解とご協力をいただき誠に有り難うございました。
 どうぞ、よいお年をお迎えください。

副校長 柏(かし) 早苗











2018年11月22日 「羅針盤(学校だより)」より

「学びを生活につなげる」
 『こころ豊かで自立した人づくり』兵庫県のひょうご教育創造プランの基本理念です。兵庫県の・・・と言ってしまうと大義に聞こえますが、阪神昆陽特別支援学校では『働く人になる』『夢・希望・目標を掲げ主体的に生活を営むことができる』を教育目標にしています。
 さて、11月、1,2年生は職業体験週間がありました。3年生は生活自立学習が現在も継続中です。先日「職業体験週間で学んだこと」の発表を聞きました。少しご紹介します。
・報告連絡相談の大切さを学びました。・挨拶の大切さを学びました。・集中力と体力がいるということを学びました。(以下、学びました省略)・自然な笑顔をつくることの難しさ・接客の難しさ・コミュニケーションの大切さ・敬語で話すことの大切さ・視野を広くして取り組むことの大切さ。
 職業体験週間の学び、生活自立学習での学びを生活につなげていくことが重要になってきます。この積み重ねが、『こころ豊かで自立した人』へとさらにつながっていくのです。友と切磋琢磨することはこころ豊かにつながる深い学びです。

副校長 柏(かし) 早苗











2018年10月24日 「羅針盤(学校だより)」より

「心揺さぶれ」「言葉を大事に」
 10月1日(月)後期始業式がありました。冒頭台風24号の話をしました。9月の大雨で停電や断水の不自由な生活を送ったところだったので、お風呂の水を貯めておく等の防災について話したところ、「ウンウン」とうなずく様子がみられました。
 さて、その始業式で、「心揺さぶれ」と「言葉を大事に」というキーワードを2つ、生徒たちに提示しました。後期は、修学旅行や宿泊体験学習、3年生は生活自立学習があります。また、阪神昆陽祭に職業体験週間、たくさんの行事や活動があります。子どもたちには、「がんばる姿をみせて、先生たちの心を揺さぶってみてください」と話しましたが、物事に一生懸命取り組む姿を目の当たりにすると感動させられるものです。私たち教職員の心を揺さぶろうと意識しなくても、一生懸命取り組んでいる子どもたち自身が、達成感や感動や充実感を体感して心揺さぶられていれば、そのことが教職員には当然伝わります。そのようなことであってほしいと思い、話しました。
 また、「言葉を大事に」は、前回の羅針盤に続き、言葉は、人を助けることもできるけれど、反対に人を地獄に突き落とすこともできる。クラスの中や仲間同士の中で、言葉を自分や人を傷つけることに使うのではなく、役に立つ、何かに繋がる、人のためになる等、言葉を大事に使ってくださいと伝えました。
 そこで、修学旅行から帰った2年生の俳句をご紹介します。
『こぎまくれ ドラゴンカヌー がんばった』
『民泊で さつまいもほり 天ぷらに』
『秋の旅 お土産いっぱい 家族にね』
『秋の旅 四万十の柵 危機一髪』
『民泊は 夜になったら 暗すぎる』
『もずくがに 一人で五匹 味噌をすい』
短いことばで、旅の楽しさが伝わってきます。言葉を大事に使っていますね。
副校長 柏(かし) 早苗











2018年9月21日 「羅針盤(学校だより)」より

「困難や失敗から学ぶ」
 定時制通信制高等学校の生活体験発表会(阪神丹有大会)が9月17日に西宮香風高等学校で行われました。阪神昆陽特別支援学校の代表として1年生の生徒が特別出演をしてきました。もちろん阪神昆陽高等学校の代表者4名も発表しました。
 定時制通信制高等学校の各校の代表者は、病気や障害、不登校、いじめ等の自分の困難な経験や躓きを学校でどうやって、または何をきっかけに乗り越えたのか、今何をしているのか、今後どうありたいのかを表現豊かに発表していました。
 そんな発表の中で、共通しているなと感じたことは、友達や先生、家族の存在がとても大きいということです。クラスメイトのちょっとしたひとことが、自分を前向きにしてくれたり、反対に地獄に突き落とされた気持ちになったりしています。
 学びたい、変わりたい、成長したい、つながりたい、自分の道を切り開きたい様子が、代表者の数だけ、様々な言葉で表現されていました。
 以上は、定時制通信制高等学校の生徒の話ですが、阪神昆陽特別支援学校の生徒たちも同様に、学びたい、変わりたい、成長したい、つながりたい、自分の道を切り開きたいと思いながら毎日学校に通学しています。ところが、言い方、態度などの表現の仕方がうまくいかずに友達とトラブルになることが間々みられます。生徒本人の本意ではないところへ事態はつながっていくわけです。こんなことが続くと自信をなくしてしまいますね。
 度重なる失敗で自信をなくすのか、失敗をよい経験として学び積み上げていくのか。是非とも後者であってほしいものです。
 見守る大人として、しっかり子どもを応援していきましょう。
副校長 柏(かし) 早苗










2018年9月03日 「羅針盤(学校だより)」より

夏休み「タイ王国との国際交流」
 この夏、8月1日から5日まで、ローズガーデン校との交流でタイ王国に行ってきました。阪神昆陽特別支援学校からは、3年生の東田哲次くんと松本勇気くんの2名、阪神昆陽高等学校から3名の生徒が参加しました。ローズガーデン校は、12歳から18歳までの生徒が通う2000人規模の大きな学校でした。全校生徒をあげて、歓迎のセレモニーがあり、高校の授業に参加しました。パパイアサラダを調理したり、タイの民族舞踊を教えてもらったり、理科の実験をしたりしました。ホストファミリーとなる高校生のバディたちと乗馬をして、ホストファミリー宅で一泊しました。ローズガーデン校のブログを見ると、お土産にみんなで手作りした和柄のタペストリー(テーブルクロスにもなる布)を早速壁に掛けているおうちもありました。ホストファミリー宅での夜は、バディとゲームをして過ごしたようです。翌日はバディやそのファミリーと、アユタヤ遺跡の観光をしたり、象に乗ったり、アユタヤの日本人村に行ったりしました。松本くんは、地上40階にあるブッフェレストランで食べた餅米でできた麺のラーメン(フォーのような)が美味しかったと言っていました。荷物をまとめたり、挨拶をしたりするのがとても上手でした。東田くんはvillageとメモをとり意味を確認したり、「これはどういう意味か」と訊ねてきたり、バディとコミュニケーションをとる努力をしており、感心しました。ローズガーデン校のシャラポーン校長先生は、「第2の母校と思ってほしい。とても大切な生徒たちです。」と思いを熱く語られていました。別れを惜しみながらのお別れをして、深夜発の飛行機に乗って帰国しました。二人は、とてもよい経験をしたと思います。この経験を皆さんに伝える機会があれば、またお伝えしたいと思います。
HP校長ブログにて、タイ王国ローズガーデン校との交流を公開

副校長 柏(かし) 早苗










2018年7月20日 「羅針盤(学校だより)」より

「生活体験発表会を通して」
 7月12日(木)、伊丹ホールにて、阪神昆陽高等学校・阪神昆陽特別支援学校の生活体験発表会がありました。
 生活体験発表会は、定時制通信制の高等学校が地区大会、県大会、近畿大会を経て、全国大会へと駒を進める(今年で県大会が第68回を迎える)という歴史のあるものです。その学校内予選が先日執り行われたわけです。
 代表12名(特別支援学校代表者は3名)の発表の中には、それぞれの視点から自己に関わる事象を捉え、それにどのように対峙し、自身がどう変化したか、そして現在どうであるか、未来に「こうなりたい、こうでありたい」と訴える力強いものもありました。失敗した自分、自信がない自分、いじめられた経験、不登校に悩んだ過去に向き合っていました。作文を通して、自分に向き合う作業は、楽ではなかったはずです。
 さて、特別支援学校の代表者3名の発表では、介護関係の仕事に就くために自分が日々大切にしていることや今後やりたいと思っていることの発表、食品加工・農園芸コースで日々奮闘し、職業体験を経て学んだこと成長したいことを述べた発表、阪神昆陽特別支援学校での生活が充実しており、自身の人生を一変させたという発表がなされました。過去を思い出したり、現在を振り返ったり、未来を考えたときに今自分は何をしないといけないのかを一所懸命表現していました。
 阪神昆陽特別支援学校では、「働く人になる」ために、様々な場面で、自分と向き合わないといけないことがあります。それは楽なことではありません。今回は、作文を通して自分と向き合うことが要求され、それに見事に応える作文でした。  余談ですが、大人が忘れていけないのは、しんどさ厳しさだけではなく、夢や希望をもつことの素晴らしさも一方では導いていかなければならないということです。
副校長 柏(かし) 早苗










2018年6月22日 「羅針盤(学校だより)」より

「職場体験から学ぶこと」
 6月4日(月)から2週間、職業体験週間でした。(1年生は、1週間)
 私は、6月1日(金)に各学年の事前学習に参加しました。3年生の学年集会は、生徒たちがやるべきことをしっかり理解して職業体験に臨もうとしている姿が印象的でした。2年生は、初めての2週間の体験(1年生の時は1週間の職業体験)に緊張の表情が見受けられましたが、聞く姿勢がきちんとしており、感心しました。
 1年生は、校内での職業体験ではありますが、初めての体験を前に、挨拶や報告の大切さを伝えられ、実習に向けて備えている様子が伝わってきました。
 さて、職業体験週間がスタートしてみると、2,3年生にとっては、職場までの慣れない道のりと普段とは異なる公共交通機関の利用という体験でもありました。また、朝早くから起きて出かけなくてはならない等、働く体験の中には、さまざまな生活の体験も含まれているものでした。職場には、学校の同級生や仲間たちとは違う大人たちがいて、先生ではなく上司にあたる人がいたはずです。仕事の指示内容は会社の利益につながる重要なものです。しっかり対応しこなせたのでしょうか。
 頑張って体験を積んで得る力もあれば、満足のいかない自分の不甲斐なさに気づいて得る力もあると思うのですが、2週間の職業体験となると、いいことばかりではなかったと思います。
 職業体験を通して、「自分は、もっとこうありたい。」「こんな風になりたい」等、これからの自分の在り様につなげることができたら進歩・成長だと思っています。保護者の方々・職員ともに見守っていきましょう。
副校長 柏(かし) 早苗










2018年5月25日 「羅針盤(学校だより)」より

 本来であれば、5月18日、60mや二人三脚、大縄まわしや各リレー競技などに大きな声援を送って、1部・2部・3部・特別支援の合計点数にハラハラし、みんなの頑張りに感動しているところでした。中止となり残念でした。
 さて、頑張っているのは、体育祭だけではなく、日々生徒たちはさまざまなことと向き合い、成長しています。先述の体育祭のあった週とその前の週は技能検定週間の2,3回目にあたり、生徒たちは、特に1年生は慣れないことに四苦八苦しながらも、丁寧な言葉での接客、お辞儀などの技能練習に精を出していました。牛乳を賞味期限の順に棚だしする練習、バックヤードから店内に入るときの練習(物品品出しの練習シーン)では、真剣な表情で、お辞儀の角度は素晴らしく、3週目でこんなにうまくなるのかと感心しました。部分練習が一つにつながり、一連の技能動作に仕上がっていくわけです。
 今後、職場体験学習などを体験し、2,3年生は、さらに成長することと思います。
 また、19日(土)のじぎくスポーツ大会では、卓球が行われ、阪神昆陽特別支援学校の代表14名が奮闘しました。ブロックごとで、大勢の生徒がメダルを獲得していました。勝敗だけではなく、卓球部の皆が、互いに仲間同士で、支え合ったり、気にし合ったり、楽しんだりする姿がとてもよかったです。
 今回の羅針盤は、体育祭が中止になったことに始まりましたが、日々の皆の頑張りを少しでもお伝えできればと思いました。









2018年4月25日 「羅針盤(学校だより)」より

「2年生3年生はメンター『新入生を迎えて』」
 新学期、入学式から早一週間が経ちました。先日、一年生の学年集会で、阪神昆陽の校訓について話をしました。阪神昆陽の校訓は『日常実践』です。「挨拶や返事、授業や掃除、友だちや先生とのやりとりなど、繰り返してやっていること・取り組んでいることは、自分の力となり、頼もしい仲間をつくり、信頼を築いていきます。日々の取り組み、小さなことの積み重ねを大切にしましょう。」というのが、伝えたかった内容です。
 さて、今日ひょっこりと覗いた1年生の学年集会では、2年生がメンターとなって、阪神昆陽の学校生活の説明をしていました。1年生からは積極的な質問が後を絶たず、それ以上に2年生の説明や対応が落ち着いており、とても分かりやすかったのがよかったです。例えば、「情報の授業でよかったことは何ですか?」と1年生に問われ、「僕はパワーポイントがおもしろかったです。」「私はストップモーションビデオがよかったです。」とか、「体育の共同の学び(高校との交流及び共同学習)で、先輩たちは何が好きでしたか?」との質問には「僕は長距離走です。」「私は卓球です。」など。また、3年生がメンターを務める食品加工室前では、1年生に「パンは何がおいしいですか?」と尋ねられ、「どれもおいしいのですが、白桃のデニッシュパンがおすすめです」と3年生。
 今日の2,3年生によるメンターで、1年生は阪神昆陽の様々な行事や授業がよりいっそう楽しみになったのではないでしょうか。








2018年4月10日 「阪神昆陽だより」より

 新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。皆さんがこの阪神昆陽高等学校、阪神昆陽特別支援学校の一員となったことを心より祝福いたします。
 さて、新入生の皆さんは、今、どのような思いをもっておられますか。どんな同級生がいるのかな、友だちできるかな、勉強はついていけるかな、部活動に入ろうかどうしようか等々、さまざまな不安と期待が入り混じっているのではありませんか。
 私は、この阪神昆陽高等学校、特別支援学校で、是非とも自分に自信をつけていってほしいと思っています。自分しか分からないようなちょっとしたことの自信でもいいですし、○○大会に出場しアスリートとしてアーティストとして自信をつけることでもいいです。また、コツコツ何かに取り組むことが自信となるのか、友だちや先生との出会いが自信につながるのか、内容も方法も、さまざまあると思います。
 阪神昆陽は、皆さんに自信をつける学校でありたい。皆さんの成長を阪神昆陽の全職員で見守り、応援していきます。数年後の今とは違う皆さんがそのときの阪神昆陽にいるはずです。








2018年3月23日 「羅針盤(学校だより)」より

「がんばった4期生」
 3月6日、4期生が卒業しました。皆、自分の進路を決めて旅立つことができました。実は、私は初めの頃ちょっと心配していました。なぜなら、3社4社と受けてもよい結果をもらえなかった人、よい結果だったにもかかわらず自分に合う会社ではないと気づいて辞退をした人、結合実習当日急に熱が出て行けなくなってしまった人など、なかなか進路先を決めることができない人が少なくなかったからです。
 「働く人」なることを目指して3年間がんばってきた人にとって就職の不調はつらいことだと思います。大きなショックを受けるのはしかたがありません。しかし、4期生は落ち込んでもそこであきらめず、気持ちを立て直してがんばり続け、最終的に進路先を決めました。
 挫折を乗り越えてがんばった人は、苦しんだ分だけ力をつけました。この力は、これから先しんどいことにぶち当たった時にきっと役立ちます。そして、この力は一生ものの財産です。







2018年2月23日 「羅針盤(学校だより)」より

「震災学習」
 先日、神戸新聞(1/19阪神版)に1月17日に実施した本校の震災学習の記事が掲載されました。当日は、まずは過去の震災の写真や動画によって地震の恐ろしさを理解し、犠牲となった方々へ黙祷を捧げました。 続いて全校生徒が体育館に集まり災害対応シミュレーションゲーム「ダイレクトロード(海辺の町)」を体験しました。ある町で津波が迫る中、避難開始までの45分間にクラスごとに適切な消火、救助、救護などの指示を考えます。 一人ひとりに配られたカードには住民の居場所など断片的な情報が書かれています。地図を囲み、話し合いながら様々な被害に対処します。ゲームが始まってしばらくは遠巻きに眺めていた皆さんが、時間の経過とともに前のめりになり、終わる頃にはどのクラスも全員が頭を寄せ合って真剣に考えている姿が印象的でした。 災害に遭っても今までは守られ、助けられる立場だった皆さんが、これからは家族や地域の人々を助けるための大きな力になることができる、そんな勢いを感じました。







2018年1月19日 「羅針盤(学校だより)」より

「調理選手権」
 12月19日に1年生の調理選手権がありました。メニューは「焼きそばとスープ」、クラスごとに具材や味付けを工夫して順位を競います。開会式の後、まずは買い出しからです。決められた予算、決められた時間でおいしい焼きそばづくりに挑戦です。
 調理の様子を見ていると、やっぱり1年生。たどたどしい包丁遣い、危なっかしいガスの火加減。そんな私の心配をよそに、当の本人たちは、なんと楽しげに調理をしていることか…。ようやくできあがり、自分たちのつくった作品を紹介するプレゼンテーションでは、一人ひとりがのびのびとそして堂々と発表します。その姿は、入学当初の「緊張しておとなしい1年生」とは全く違いました。今、この学校は皆さんにとって「自分らしさ」を自然に出すことができる、自分以外の人の「その人らしさ」も自然に受け入れられる、そんな空間になっているのだな…。私はとてもうれしくなりました。







2017年12月22日 「羅針盤(学校だより)」より

「生活自立学習」
 3年生の「生活自立学習」が11月22日に終了しました。2人1組でワンルームマンションに2泊3日する日常生活の練習です。まず、買い物、食事を作り、お風呂を沸かし、洗濯、家計簿をつけて寝る。翌朝は自分たちで起床、朝食と昼の弁当づくり、そうじ、ゴミ出しをして登校し、普通に授業を受ける。 3年生はこの行事のために多くの事前学習をしました。「スケジュールを考える」「食事の献立を考える」「問題解決法−窓ガラスを割ってしまったら?隣の人からうるさいと言われたら?新聞の勧誘が来たら?」、実際にマンションの契約書を書く練習、入居前の確認、家賃の銀行振り込みも練習しました。
 一番大切だと思ったのは「不安を相手に伝える」学習です。まず、一緒に泊まる相手に自分のことを伝え合います。「いびきをかく」「朝は機嫌が悪い」「朝食は絶対にパン」など。それをがまんできることとできないことに分け、2人で解決方法を考えます。人と自分は違う。違うというストレスをどうすればよいか。相手も自分も納得できる方法を見つける。これができれば立派な大人です。







2017年11月27日 「羅針盤(学校だより)」より

「失敗する練習」
 2年生は3回目、1年生は初めての校外実習が終わりました。どうでしたか?うまくいきましたか?悔しいことに「失敗した」「うまくいかなかった」という人も少なくないかもしれませんね。でも、失敗した人はラッキーですよ。「えっ!?失敗したのに、ラッキーってどういうこと?」。
 卒業して社会人になると毎日のように初めてのことと出会います。だから、学校ではどんなに頑張っていた人でも失敗しない人はいません。大切なのは失敗した後です。すぐに気持ちを切り替えて立ち直ることができる。そして、同じ失敗を繰り返さないように努力する。そこに人間の本当の価値があるのです。だから、学校にいる間にたくさん「失敗する練習」ができた人はラッキーなのだと思います。失敗した数が多ければ多いほど皆さんは人間として成長するにちがいありません。「失敗は成功のもと」なのです。







2017年10月20日 「羅針盤(学校だより)」より

「副校長面談」
 9月25日(月)から昼休みに2年生の生徒、一人ひとりと面談をしています。後期職業体験週間の事業所への挨拶の練習です。普段は入ることのない校長室、まずドアをノックして「失礼します」。ちょっと緊張しながら皆さんは入ってきます。来客用のソファーに座り、1人5分間、副校長がいろいろな質問をします。好きな授業は?「体育!!」「流通・サービスの授業でポリッシャーをかけるのが好き」。頑張りたいことは?「欠席や遅刻をせず元気に登校したい」「委員長の仕事、勉強や部活を頑張りたい」「あいさつ。敬語が話せるように努力したい」「きれいな字が書けるようになりたい」「もっとコミュニケーションをとれるようにしたい」。将来は?「就職して、お父さんを助けたい」「資格を取りたい」。
 副校長面談なんて生徒の皆さんにとってはあまり楽しくないだろうと思いながら始めましたが、意外や意外、多くの皆さんが目をキラキラさせながら笑顔で話します。後期の実習でもこの調子で頑張って!!







2017年9月22日 「羅針盤(学校だより)」より

「人のすばらしさ」
 9月4日(月)の5、6時間目、3学年合同の人権ホームルーム。ある女子高生の「弟のこと」という作文を読みました。作者の弟には重度の障害があります。彼は急に大声や奇声を発するので、彼女は弟と一緒にいる姿を人に見られるのがたまらなく嫌でした。ある時、思わず「家族にあんな子はいらない」と言ってしまいます。運動会の日、競争で弟は2番目を走っていたのですが、突然、前を走っていた子が転んだのです。彼女は思いました「これで弟が一番だ!」。ところが、弟は立ち止まってしまいます。そして転んだ子を助け起こして一緒に走り始め、一番最後にゴールしたのです。それを見た周囲の人の和やかな笑いと声援、そして大きな拍手。彼女は「自分はその場にいる資格がない」と思ったという作文です。 競争で一番になることはすばらしいことです。でも、転んだ子を助け起こして一緒に走る弟のやさしさも、とてもすばらしい!今回の学習で「人のすばらしさは一つではない」ということを学びました。







2017年9月1日 「羅針盤(学校だより)」より

「『頑張る』は楽しい!」
 今年から始まった「兵庫県特別支援学校 技能検定」。ビルクリーニング、喫茶サービス部門あわせて県内で、のべ627名の申し込みがあったそうです。本校生は、のべ124名が申し込み、夏休みの補習にもたくさんの生徒が参加しました。ビルクリの補習には元阪神特別支援学校の岡本和也先生が指導に来てくださいました。先生は他の学校では、やっていない頃から「ビルクリーニング」を授業に取り入れ、たくさんの生徒を指導してこられた方です。退職した今もボランティアで生徒を指導しておられます。
 本番直前の補習の日は参加者が30名を超え、皆汗だくで練習をしていました。一人ひとりを丁寧に指導してくださる岡本先生。先生の注意を真剣に聞き、一生懸命直そうと頑張る姿。できなかったことができるようになった時のうれしそうな顔。13時半から始まった補習は17時になってようやく終了しました。
帰り際に先生は「指導していてとても楽しかったですよ…」とおっしゃいました。
「頑張る」ことはしんどいけれど楽しい。そして周りの人の気持ちも楽しくするのだなぁと思いました。







2017年7月20日 「羅針盤(学校だより)」より

「これからはじまる未来」
 7月7日にいたみホールで行われた生活体験発表会。そこでの発表者を決める3年の学年集会で各クラス代表6人の発表を聞きました。「過去」「現在」「未来」をそれぞれ色に例えながら自分を振り返ります。共通していたのが過去の色。皆、「黒」や「暗赤」「灰色」など暗い色をあげていました。中学時代まではしんどいことが多かった、自分らしく生きることができなかった。でも、少しずつ変わってきた。そんな自分のつらさを振り返り、これからはじまる未来を語る。どの人の発表も心に突き刺さる内容でした。
 人は自分のこと、それもつらいことはなかなか語ることはできません。それができる人はつらいことを乗り越えた人、そして、前に進む力をつけることができた人に違いありません。
 皆さんのこれからはじまる未来の色が「虹色」になるように・・・。皆立派な社会人になって、幸せな未来を手に入れて欲しいと思っています。







2017年6月23日 「羅針盤(学校だより)」より

「1年生校内実習」
 1年生にとってはじめての校内実習、1日6時間の立ち作業。5日間が終わった最終日、6月9日(金)の終礼に行くと「やりきった!」感があふれた笑顔がいっぱいでした。「最後までみんなよく頑張ったね。なぜ頑張れたと思う?」という質問に一人の女子生徒が答えました。「みんなが協力し合ったからです」。まさにそのとおり。もし、この作業をたった一人でするとどんな感じかな?最後までやりきることができたかな?もしかしたら途中で投げ出していたかもしれません。意識はしないけれど、周りにみんながいたから一人一人が頑張ることができたのだろうと思います。
 学校生活は「団体戦」です。「個人戦」ではありません。みんなで力を合わせて頑張り、みんなで成長する「団体戦」です。だから、自分がどんなチームに所属しているかがキーポイント。今回の実習を見ていて「阪神昆陽特別支援学校6期生」は、よいチームになっていきそうな予感がしました。





2017年5月26日 「羅針盤(学校だより)」より

「あきらめない心」
 5月8日(月)、人権講演会で北京、ロンドンの両パラリンピック入賞者である伊藤真波さんのお話を聞きました。彼女は看護師を目指していた20歳の時、バイクで通学途中、交通事故に遭い、右手を失いました。失ったのは腕だけではありません。看護師になるという夢も失い、絶望の淵に突き落とされました。ところが、彼女はそこから這い上がり、日本でただ一人の義手の看護師となり神戸百年記念病院勤務を実現しました。そして、水泳でのパラリンピック入賞。その上、昨年、無事出産し、今は左手1本で子育ての真っ最中だというのですから「すごい!」以外の言葉がみつかりません。人は「あきらめない心」をもって挑戦し続ければ壁を乗り越えることができる。その壁が高ければ高いほど乗り越えた後に強くなれる。伊藤さんの笑顔、話される姿、バイオリンを弾いてくださる姿を見て私も頑張ろうと思いました。





2017年4月25日 「羅針盤(学校だより)」より

「新入生を迎えて」
  桜の花は散ってしまいましたが、阪神昆陽は新入生を迎えて学校全体が明るい空気に包まれています。1年生はキラキラ目を輝かせながら楽しそうに廊下を歩いています。2、3年生は3月の終業式からそんなに時間はたっていないのに見違えるほどしっかりした表情に変わっています。
先日、福祉・介護コースの3年生がメンターで1年生に対してベッドにシーツを敷く指導をしていました。まずは全体説明。3年生のO君が大きな声ではきはきと説明します。続いて3年生が1人ずつ2人の1年生を担当し、大切な点を説明しながら実際にやって見せます。その次に1年生が体験。緊張気味の1年生に3年生は優しく接します。背の高いH君は分かりやすいように1年生と同じ目の高さまで姿勢を低くして説明していました。さすが、3年生!思わずうれしくなってしまいました。





2017年4月11日 「阪神昆陽だより」より

 新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。皆さんがこの阪神昆陽高等学校、阪神昆陽特別支援学校の仲間に加わったことをたいへんうれしく思います。
入学したかぎりは皆さんに「優等生」になってほしいと思います。でも、阪神昆陽での優等生は、他の学校の優等生とは少し違うかもしれません。
自分らしさを大切にしながら成長する。そして卒業するまでに社会人として通用する人間になる。私はそれができた人を「優等生」と呼びたいと思っています。
そのためには、3つの「気」が必要です。「元気」「やる気」「本気」です。
皆さんは元気ですか?特に心は元気ですか?「ちょっと元気がないな」と感じる人は先生に相談してみてください。そして少しでも早く元気を取り戻してください。
「やる気」はありますか?「正直、今までどうもやる気が出なかった」という人も多いかもしれません。そんな人は「夢」を探してください。「夢」が見つかったら「やる気」が生まれてくると思います。
「夢」が見つかったらその「夢」をかなえるために努力する。一朝一夕では結果は出ないかもしれません。それでもあきらめずに努力する。逃げたがる自分をなだめながら努力を続けさせる。そんな風に自分と戦っているうちに「本気」になっている自分に出会うことができるはずです。



 

バナースペース

兵庫県立阪神昆陽特別支援学校

〒664-0027
兵庫県伊丹市池尻7丁目108番地

TEL 072-773-5135
FAX 072-777-1877