通信制高校・網干高校通信制課程Q&A


よくある質問をまとめました。ご覧下さい。
・網干高校通信制課程とは
入学について
卒業するには
特別活動(部活動、学校行事など
必要経費



・網干高校通信制課程とは
Q 通信制とはどんなところですか?
A 通信制は、全日制・定時制とならぶ高校教育の一課程です。どの課程でも同格のものですが、
  来ている生徒や学校の仕組みはそれぞれ違っています。
   通信制では実にさまざまな人たちが学習しています。中学を卒業してそのまま進学してきた人の
  ほかに、全日制や定時制に入学したものの自分のやり方に合わなかったり、体調をくずして
  通学が困難になって入学してきた人、若い頃に家の都合で高校へ行けず余裕のできた今、
  高校の学習にチャレンジしている勤労者や主婦の方など、ほんとうに多彩です。
   そのため、通信制は「さまざまの事情をもった人たちの学校」であり、「毎日登校できない人の
  ための学校」だということができます。したがって、学習場所は自宅で、自学自習という形態に
  なります。また個々の事情によって、「年間の学習内容と学習量を選択できる学校」でもあります。
  したがって、自分のペ-スで計画的に学習していかなければなりません。つまり「自己管理が
  必要な学校」でもあります。
(1)学習の場所・・・自宅が中心(全日制・定時制では学校が中心)
(2)学習の方法・・・主にレポ-トによる自学自習(全日制・定時制では主に講義形式)
(3)指導方法・・・主に添削による個別指導(全日制・定時制では主に一斉授業による指導)

Q 兵庫県には網干高校の他に通信制の県立高校はありますか?
A 他にもう1校あります。青雲高校です。
   青雲高校の住所・電話番号は、
  〒653-0821 神戸市長田区池田谷町2-5
     (神戸高速鉄道「高速長田」駅下車)
     ・TEL:078-641-4200 です。

  なお、網干高校通信制の住所・電話番号は、
  〒671-1286 姫路市網干区新在家259-1
     (JR山陽本線「網干」駅、山陽電鉄「電鉄網干」駅下車)
     ・TEL:079-274-2014 です。

Q 制服はありますか?
A ありません。私服です。

Q 生徒は何人、在籍していますか?
A 2015年度の在籍生徒数は11月現在で702名です。

Q 網干高校通信制課程は4年制ですか?
A 3年で卒業することができます。しかし、卒業するまで4年以上かかる人もいます。
  (在籍年数は8年ですが、再入学の方法もあり、何年かかっても卒業をめざすことができます。
  ただし、3年連続して単位修得がなされない場合は、在籍はできなくなります。)

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・入学について
Q 通信制には学区はありますか?
A 学区に制限はありませんが、兵庫県内に住んでいるか、兵庫県内に勤務している人でないと
  いけません。

Q 入学試験はいつ行われますか?
A 3月に行われます。実施要領は本校のホームページで確認するか問い合わせて下さい。

Q 入学試験はどのような内容ですか?
A 学力検査はありません。書類と面接結果等を資料として合否を決定します。学習を続けるのに
  よほど不都合な面がみられない限り、ほとんどの受検生が受け入れられています。
  ただ、転編入生はその時の応募人数によっては、受け入れ人数が制限されることもあります。

Q 生徒の年齢構成はどのようになっていますか?
A 15歳から70歳以上の生徒が在籍しています。平均年齢は20歳~21歳ぐらいです。

Q 入学した生徒のうちで卒業していく生徒は何人ぐらいですか?
A 3割~4割程度です。入学するのは易しいですが、卒業するのが難しいのが通信制課程と
  いえるかもしれません。

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・卒業するには
Q 卒業するためにはどんな条件がありますか?
A 次の2つの条件を満たす必要があります。
 (1)必修科目および選択必修科目をすべて含み、74単位以上を修得すること。
 (2)特別教育活動(特活)に10時間×年次以上(3年卒業の場合は30時間以上)出席していること。
    網干実施校でのスク-リング毎のショ-ト・ホ-ムル-ムSHR(0.2h)もあります。)

Q 単位はどうすれば修得できますか?
A 次の3つの条件を満たす必要があります。
1. 学習報告課題(いわゆるレポ-ト)がすべて合格していること。(レポ-トは1単位につき3回が
  原則です。)
2. 面接指導(いわゆるスクーリング)時間数を満たしていること。面接指導時間数はスク-リングに
  出席した時間数のことです。各科目によって必要最低面接時間数は異なります。
3. 試験(いわゆるテスト)に合格すること。不合格の場合でも追・再試験を受験できます。

Q レポートはどんなものですか?
A 各科目担当者が作成した学習報告課題のことです。新入生は入学式、在校生は開講式で
  教材が配付されます。教科書や学習書(生徒の学習を補助するために作成された、
  全国高等学校通信制教育研究会編集の補助教材)やその他の副教材等を参考にしながら、
  課題に対する答えや考えを記述したのち、各科目担当者に郵送します。レポートは添削されて
  さまざまなアドバイスとともに、合格か再提出かが記入されて、生徒本人に返送されます。

Q スクーリングとはどんなものですか?
A 面接指導ともよばれ、直接網干実施校または協力校に登校して出席しなければいけません。
  全日制・定時制課程における授業に相当するものです。次のように実施しています。
1. 日曜スク-リング・・・・日曜日(網干実施校で)。年間13回程度実施しています。科目ごとに教室に
  分かれて実施しています。入学式または開講式のときに年間計画とともに時間割を配付します。
2. 月曜スク-リング・・・・日曜スクーリングの次の月曜日(網干実施校で)。日曜スクーリングと
  基本的には同じ時間割です。勤務の都合でどうしても日曜日に出席できない人や3年卒業を
  めざす人などが出席します。
3. 協力校スク-リング・・・各協力校によって実施曜日、回数が異なります。教科ごとに分かれて
  実施する場合があります。各自の疑問点を解決するようなスタイルが中心です。4月~5月の
  各協力校の開講式のときに時間割を配付します。
   スク-リングの出欠は、当日配られる面接出席票によって確認されます。欠席しても連絡の
  必要はありません。各自の判断で自分の履修している科目の必要最低面接時間数を
  満たすよう計画的に出席することが必要です。

Q スクーリングに出席できない病弱な生徒に対する配慮はなされていますか?
A 放送教材を視聴し、視聴レポートの提出により、面接指導時間数の一部免除の制度があります。
  視聴レポートとは、各科目担当者に指示されたラジオ・テレビの番組または網干高校が
  備えているテープ等を視聴して、学習内容や感想などを記入するものです。
   また、健康面や勤務の都合などさまざまな事情を抱えた生徒がいますので、その事情に
  応じた指導を心がけています。しかし、本校では「通学する」ことをスクーリングの基本
  としており、視聴覚レポートによる免除はあくまでも補助的なものです。

Q 試験の期日は決まっていますか?
A 定期試験日(7月・10月・1月)が決められています。年度によって日は異なりますが、日曜日と
  月曜日に実施します。

Q 定期試験が受験できない場合はどうしたらよいのですか?
A 定期試験以外に追・再試験が設けられています。網干高校では、各定期試験ごとに3回ずつ
  計9回設定されています。各協力校では回数が違っています。追・再試験日は網干実施校では、
  日曜日月曜日の午前(9:30-12:30)午後(13:30-15:30)などに実施しています。
  各協力校では曜日や時間が違っています。
  追・再試験とは呼んでいますが、定期試験日に受験できない場合などでも、当該科目の
  試験範囲のレポ-トがすべて合格した時点で、追・再試験日のなかから都合のよい日を
  選択し、希望する科目を受験することができます。最初から追・再試験日に受験することも
  可能です。不合格の場合でも別の追・再試験日に再度受験することが可能です。
 
Q 全日制・定時制と比べ、通信制の学習にはどんな特色がありますか?
A 自学自習がその学習活動の中心です。自分の事情(健康面、勤務、家庭等)に合わせて
  学ぶことが可能です。毎日の登校を要求されるわけではありませんし、レポ-トの提出も
  ある程度自分なりに進めていくことができます。しかし、それがゆえに、自分で計画を立て、
  自立的に実行していく意志と努力が不可欠です。

Q 単位の修得に関してはどんな特色がありますか?
A 一度修得した単位が消えることはありません。ある科目の単位修得ができなかったからと
  いって、すべての科目を改めて取り直すというのではありません。例えば、1年間で3単位
  だけしか修得できなかった場合であっても、その3単位は積み重ねていくことになります。
  しかし、年度途中で規定によって、定められた学習が終わらず内容が不合格と判断された
  科目は、更新学習と呼んで、次年度に改めて学習し直すことになります。

Q 高認(高等学校卒業認定試験)を受験することと通信制での単位修得とは、どのような関係が
  ありますか?
A 高認の受験科目に相当する科目について、通信制で単位を修得している場合には、
  その科目が免除されることがあります。

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・特別活動(部活動、学校行事など)
Q 特別活動とは何ですか?
A 教科の学習とは別に、ホ-ムル-ム活動・クラブ活動・生徒会活動・学校行事等、自発的に
  豊かな学校生活を創り上げていくために設けられたものです。それぞれ相当する時間数が
  決められており、卒業までに10時間×年次以上 (3年卒業の場合は30時間以上)出席する
  ことになっています。
 
Q 部活動にはどんなものがありますか?
A 運動系がバスケットボール部・卓球部・陸上競技部・剣道部・バレーボール部・バレーボール部
  ・テニス部、文化系がコンピューター部です。網干実施校での日曜スクーリング時の放課後を
  中心に活動しています。

Q 学校行事にはどんなものがありますか?
A 入学式、前期生徒総会、新入生歓迎交流会、生活体験発表、文化教育推進事業、スポーツ
  タイム、修学旅行、後期生徒総会、卒業式、お別れ会その他があります。


・必要経費
 (2015年現在、確定ではありません。目安として下さい)
Q 入学時にはどの位の費用が必要ですか?
A 授業料はありませんが、入学料、受講料、諸会費、副教材費などが必要です。新入生は
  4月の手続き時におよそ12,000円程度かかります。それぞれの内容は以下の通りです。
    1. 入学考査料・・・・950円。出願時に必要です。
    2. 入学料・・・・・・500円。
    3. 受講料・・・・・・1単位につき310円。
     (各自の受講単位数によって異なりますが、年間20~28単位ぐらいです。)
     どの科目を受講するかは、年度当初における各自の判断によります。ただし、新入生は
    確定しています。
    4. 諸会費・・・・・・新入生は4,700円です。生徒会費、日本体育学校健康センタ-共済掛金、
    互助会費、諸費がその内訳です。
    5. 副教材費・・・・・およそ1,000円程度。
    6. 教科書・学習書・・15,000円程度です。ただし、勤労者においては、無料になることもあります。
     そのほかに4月以降にレポート郵送用に切手代がかかります。
    7. 切手代・・・・・・郵便料金の規定により、通信教育で使用される場合には100グラムまで
    15円となっています。1年間およそ3,000円程度かかります。以上、受講した科目数や
    活動の状況によってさまざまですが、1年間でおよそ30,000円程度かかります。
    JR・山陽電車を利用して登校する場合、網干(姫路)まで学割回数券が利用できます。

Q 2年目以降は毎年どれぐらいの経費が必要ですか?
A 授業料は必要ありません。生徒会費などの諸会費として、約5000円程度が必要です。
   教科書・学習書代金が約10000円から15000円、受講料が約8000円必要です。
  ただし、これらの費用は受講単位数によって一人一人異なります。受講料は1単位につき
  310円ですので、20~30単位の数によって6200円~9300円となります。
  また、教科書・学習書は科目によって異なります。目安として20000円前後になると思います。
  なお、受講料は、所得の条件を満たし申請すれば納入しなくてもよい制度があります。
  教科書・学習書は勤労学生(バイトも含む)ならば、後日に無償給与する制度もあります。

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