学校長挨拶
夢はあるか
八鹿高等学校長 澁谷義人
八鹿高校生には、夢を持ち、目標を持ち、それを持ち続けてチャレンジしてほしい。人は夢があるからがんばれます。
目標があるから友達と困難を乗り越えられます。そして、夢や目標を手に入れることができるのです。
現在、八鹿高校の校舎には、6本の懸垂幕が下がっています。
八鹿高校生が県代表として、近畿、関西、全国で活躍している証拠です。
しかも、その内容は、スポーツ、音楽、学術と多岐にわたっています。
これぞ、八鹿高校が「文武両道」を目指していることを示しています。
そもそも、八鹿高校は、明治30年に兵庫県簡易蚕業学校として創立し、兵庫県北部の農業指導者並びに後継者を育成し、現在は普通科の進学校として地域の信頼を得ています。
しかし、日本の若者の活用力や学習意欲の不足が指摘され、今までの普通科の知識重視の学びから、課題解決的で探求的な学びや英語によるコミュニケーション能力の向上が求められています。
そしてそれが、世界に雄飛するときにも、また、地域を支える人材になるときにも求められる学力とされています。
ちょうど軌を一にして、八鹿高校は2019年度より兵庫県の「高大接続改革推進事業」の研究指定を受けました。
これは、八鹿高校と洲本高校、篠山鳳鳴高校の伝統校3校が県内の4大学の最先端で体験的探求的な授業を取り入れ、「名門復活」を目指すものです。具体的には、国際的な科学者の育成を目指す教育プログラム、人工知能活用人材プログラム、英語プレゼンテーション研修などです。
これこそまさに課題解決的で探求的な学びであり、英語によるコミュニケーション能力向上を目指すもので、現代の国際社会、地域社会の双方で求められる学力です。
120年を超える伝統校である八鹿高校は、こうして新たな一歩を踏み出しました。それは高校としてのチャレンジであり、八鹿高校生の夢を実現する一歩になるものと信じています。