学 校 名 新温泉町立浜坂西小学校
活動のテーマ 「海のめぐみをさぐろう」
〜テーマ性を大切にした活動の構想を〜」
  

校区である「諸寄・釜屋・居組」の自然を生かした体験活動を!
主なフィールド 地域の自然の中での体験
(近くの海を利用した体験型学習)
事 前 学 習 オリエンテーション
「磯の生物観察」「川の水生昆虫」「花づくり」「サケの放流」
・安全第一の体験学習に!
校外体験活動
<事例1>

活動の場所       ■地域の自然
教育課程への位置づけ  ■総合的な学習の時間

・活動テーマ  「磯の生き物を観察しよう!」
        〜発達段階をふまえた体験活動を〜
・期日      平成22年7月2日(金)平成22年7月6日(火)
・場所      新温泉町居組海岸・新温泉町諸寄「塩谷海岸」
・指導者     公民館長さん
・支援者     保護者 
・準備物     サンダル・網(たも)・安全帽子・筆記用具・デジカメ
・主な活動    海の磯に住む生き物観察
・児童の様子

居組海岸 塩谷海水浴場

・児童の感想より
(居組海岸)
・ぼくのおじいちゃんが案内してくれました。おじいちゃんは何でも知っていて、「すごいなあ。」と思いました。居組の海は、諸寄の海とはぜんぜんちがいました。いそに着いて、はだしになって海に入りました。みんなが、「冷たい。」と言っていました。海には、どじょうみたいな魚やくらげがいました。大きな石をはぐると、かにが出てきました。岩場に行くと、たこを発見しました。みんなが必死につかまえようとしていました。でも、けっきょくは、あっさりとにげられてしまいました。つかまえられなかったけど、今日はたこに会えてうれしかったです。
(塩谷海水浴場)
・塩谷海水浴場に着くと、場所・水温・気温などを記録しました。塩谷のいそには、たくさんの生き物がいました。ヒトデや魚のすんでいる海は、とてもきれいでした。泳いでいる魚はなかなかとれませんでしたが、近くの魚をあみですくったら入っていて、とてもうれしかったです。ヤドカリもとれました。
・塩谷の海には、小さい魚や大きい魚がたくさん泳いでいました。水面にはゼリーみたいなくらげ、底の方にはどくを持っていそうなカラフルな魚、岩場には小さなカニの大群がいました。最後に、つかまえた魚を、海に返してあげました。


<事例2>

活動の場所              ■地域の自然
教育課程への位置づけ    ■総合的な学習の時間

・活動テーマ   「大栃川の水生昆虫を調べよう!」
           〜児童とともに驚き、感動する感性を〜
・期日           平成22年7月9日(金)
・場所           新温泉町諸寄大栃川
・指導者         学級担任
・支援者         保護者
・準備物         あみ・サンダル・昆虫一覧表・着替え・筆記用具
・主な活動       大栃川の水生昆虫を捕獲し、名前を調べる。 
・児童の様子
 

・児童の感想より
・先生に、よごれた川にすむ生き物と、きれいな川にすむ生き物のしたじきをもらいました。川の音が、「ザワザワ、ジャージャー。」と聞こえてきます。いよいよ、川に入ります。川の水の流れは速かったし、とても冷たかったです。
・大栃川では、エビに似ている生き物と、もくずがにを見つけました。あみには、ちっちゃい虫みたいなのが20ひきくらいとれました。ぼくは、「何かの赤ちゃん」かと思ったので、かわいそうだからにがしてあげました。 次に、大栃川で育ったトンボを見つけました。つかまえたけど、にがしてあげました。トンボの飛ぶすがたは、うれしそうでした。

 
<事例3>

活動の場所       ■地域の自然
教育課程への位置づけ  ■総合的な学習の時間

・活動テーマ  「さけを育てて、大栃川に放流しよう!」
・期日     平成23年2月4日(金)
・場所     新温泉町諸寄 浜坂西小学校・大栃川
・指導者    学級担任
・支援者    新温泉町岸田川漁業協同組合
・準備物    水槽・バケツ・えさ
・主な活動   さけの発がん卵を受け取り、育て放流する。
・児童の様子
 

・児童の感想より
・冬休みの前にさけのたまごが学校にやってきました。1週間ぐらいで、泳ぐようになりました。水そうで生まれたさけも、ふるさとの川にもどってくるそうです。
・私は、さけ放流の時「元気に大きくなってねー。安全に帰ってきてね。」と心の中でさけんでいました。私は、さけは「どこに行くんだろう。」と思いました。インターネットで調べると、さけは、川を下って海に行き、群れで行動するそうです。
・さけは「神様の魚」とよばれ、神社などで祭られていて、自分のふるさとを99%のさけがおぼえていて、まちがわずに戻ってきて産らんするそうです。

事後学習   平成23年2月10日(木)
授業参観日にて、学習成果の発表会をする。

 

・児童の感想より
・私は、諸寄の海を見ていると「すごくきれいだなあ。」と思います。未来の海は、きれいな魚やめずらしい魚が、いっぱいすむ海でいてほしいです。
・夏には、みんなが「海は、きれいだなあ。」と言ってほしいです。冬は、魚やかにがたくさんとれてほしいし、秋は夕日がきれいな海でいてほしいです。春は、桜の木から落ちた花びらが海にうかんできれいなけしきをつくってほしいです。

成   果 〜学校全体で評価・検証し、組織的な実施を〜
・3K「かかわり」「感動・感激」「感謝」をキーワードに取り組んだ活動は、児童の「笑顔」と「目の輝き」に現れている。
・地域の自然や子ども達の実態に応じたテーマが設定でき、五感を使った体験活動を通して、自然や人・ものとのふれあいを深め、命の大切さや環境を守り続ける心を育むことができた。
・地域の指導者や保護者の協力を得て、楽しく安全な学習活動を進めることができ、子ども達の心に残る思い出ができた。
次に取り組む方へ
のアドバイス 
・児童に主体的な活動を求めるのであれば、テーマ性を持ち、ねらいを絞り込み、学校の主体性を持たせることが大切です。
・環境庁水質保全局・山陰海岸国立公園管理事務所・兵庫県但馬民局・兵庫県自然教室・河川海域環境保全教会等から出されているパンフレットや資料の活用が有効です。
・「体験第一、解説は二の次に」楽しさを実感させることが、児童の学ぶ力につながります。
・海は楽しく恵をもたらすだけでなく、危険な一面もあわせ持っていることを指導することも大切だと思います。

 

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