学校概要

本校は昭和51年4月1日兵庫県八鹿町トガ山の広大な丘陵地に創設された但馬唯一の単独農業高校です。

生徒一人一人の個性の伸長と国際化・高度技術化社会の進展に対応できる確かな学力と、豊かな心をそなえた生徒の育成を目指して、今日も堅実なあゆみを続けています。

校訓碑の画像

沿革

昭和51年1月24日
(仮称)兵庫県立但馬農業高等学校開設準備事務所を県立八鹿高等学校トガ山農場に開設

昭和51年4月1日
兵庫県条例第21号「兵庫県立高等学校の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例」により、兵庫県立但馬農業高等学校設置

兵庫県教育委員会規則第3号「兵庫県立高等学校の分校等の名称及び位置に関する規則の一部を改正する規則」により朝来分校設置

県教育委員会学校新設対策課参事 西田貞行
初代校長に就任

昭和51年4月1日
校章制定

昭和51年4月1日
校木、杉と決定

昭和51年4月10日
開校式並びに第1回入学式を八鹿町民会館大ホールにおいて挙行

昭和52年3月1日
校歌制定

昭和52年4月1日
朝来分校生徒募集停止

昭和52年10月13日
特別教室棟並びに体育館建築第1期工事竣工

昭和53年3月31日
特別教室棟他第2期工事竣工

昭和53年9月13日
普通教室棟他建築竣工

昭和54年3月31日
兵庫県教育委員会規則第3号により朝来分校廃止

昭和60年4月1日
県立生野高等学校長 日和昭八
二代校長に就任

昭和60年11月8日
創立10周年記念式典挙行

昭和63年4月1日
県立出石高等学校教頭 栃尾昌
三代校長に就任

平成05年4月1日
県立千種高等学校長 竹内宗正
四代校長に就任

平成07年4月1日
県立佐用高等学校長 赤木重通
五代校長に就任

平成07年10月28日
創立20周年記念式典挙行

平成09年4月1日
県立播磨農業高等学校長 三谷重信
六代校長に就任

平成09年10月2日
畜産実習棟建築竣工

平成11年4月1日
県立但馬農業高等学校教頭 國谷寛
七代校長に就任

平成14年4月1日
県立氷上高等学校教頭 岡田邦夫
八代校長に就任

平成16年4月1日
県立西脇工業高等学校教頭 小谷正幸
九代校長に就任

平成17年10月1日
創立30周年記念式典挙行

平成18年3月1日
ロゴマーク制定

平成18年3月29日
堆肥舎竣工

平成19年4月1日
県立山の学校長 松島正志
十代校長に就任

平成21年4月1日
県立農業高等学校教頭 田口信達
十一代校長に就任

平成23年4月1日
県立香住高等学校教頭 石野勝己
十二代校長に就任

平成25年4月1日
県立但馬農業高等学校教頭 山根政之
十三代校長に就任

平成27年10月24日
創立40周年記念式典挙行

平成28年4月1日
県立氷上高等学校教頭 安積俊之
十四代校長に就任

平成30年4月1日
「農業科」「畜産科」「生活科」の三科を「みのりと食科」「総合畜産科」の二科に改変・設置

平成30年4月1日
県立和田山高等学校教頭 宮本純也
十五代校長に就任

令和02年4月1日
県立豊岡総合高等学校校長 吉田邦彦
十六代校長に就任

令和04年4月1日
県立豊岡高等学校教頭 岸本良紀
十七代校長に就任

令和06年4月1日
県立川西明峰高等学校教頭 木内靖之
十八代校長に就任

スクールポリシー

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スクール・ミッション ~本校の使命と教育方針~

  1. 校訓
     「汗をいとわず 命を尊び 日々髙きを志す」に込められた教育理念を実現
     「汗をいとわず 命を尊び 日々髙きを志す」の理念のもと、額に汗して働くことのさわやかさを知り、命あるものへの深い思いやりや向上心と探究心を備え、身につけた知識・技能・人間性をもって、未来の社会及び地域農業の担い手として貢献できる人材を育成する。
  2. スクール・ポリシー

    (1)グラデュエーション・ポリシー ~資質・能力の育成に関する方針~
     栽培・飼育実習やグループ活動による様々な知識・技能の習得と人間力の育成


    1. 明るくさわやかに、懸命に仕事や勉学に向かう高い意欲と姿勢を持つ生徒を育成
    2. 全ての命を尊重し、自他の違いを理解するとともに受容する思いやりのある心と態度を育成
    3. 強い責任感、高い協調性、自己肯定感とリーダーシップを持つ生徒を育成
    4. 様々な現場で活躍できる実践力と、課題を見いだし解決に向けて学びを深める探究力を育成
    5. 地域課題の発見と探究的活動により、その成果を地域に還元し地域の発展に貢献する力を育成
    (2)カリキュラム・ポリシー~教育課程の編成及び実施に関する方針~
     多様な学びを実践し、生徒の意欲を高め、その努力と成果を評価
    1. 一人一人の能力と教育的ニーズに応じた教育を実践

      ア)理解を深めるための少人数指導

      イ)グループ活動における協働学習の機会の充実

      ウ)個別の教育的ニーズに配慮した授業展開および学習内容

      エ)ICT機器を効果的に活用した分かりやすい授業

      オ)授業のユニバーサルデザイン化による「分かる・できる」を実感できる授業

    2. 農業高校としての魅力と特色づくりを推進

      ア)農業の基礎および専門的・発展的な学びへの農業実習や体験活動を重視した教育課程を編成

      イ)授業や行事、農業クラブ活動や部活動など、学校教育全般を通じ生徒が主体的に学んだ成果を校内外で発表する場の充実

      ウ)農業関連の経営者や専門家による講義や実習及び就農・販売体験による実践力と社会性の育成

    3. 安全・安心な学校づくり、地域に開かれた学校づくりを推進

      ア)安心して学べる環境の整備と安全を第一に考えた実習指導

      イ)栽培や飼育等、「育てる」経験による、命を尊ぶ心・個性や多様性を尊重する態度の育成

      ウ)地域貢献活動をとおした社会性や協働性および責任感やリーダーシップの育成

    (3)アドミッション・ポリシー ~入学者の受入れに関する方針~
    1. 農業や環境に興味関心があり、地域農業や地域活性化に向け意欲的に取り組む生徒を募集
    2. 社会のルールや人権を重んじ、個性や多様性を認め、他者への思いやりがある生徒を募集
    3. 基礎から学力を向上させ、資格取得等に積極的に取り組み、自己実現に主体的に取り組む生徒を募集

牛の世話をしている生徒の画像

特色ある学科

  1. 農業教育を通して但馬社会を支え、但馬の発展に寄与する人材を育成する。

    1. 但馬の農業を支える人材を育成する。
    2. 農業の6次産業化や生産物の高付加価値化に対応する。
    3. 食文化の継承、地域の特色を生かした農業教育を推進する。
    4. 生涯学習社会を踏まえ、地域農業の先駆者としての義務を果たす。
    5. 農業関係機関との連携強化による専門教育の充実を図る。
    6. 環境保全型農業(農場リサイクル)を目指し、循環型社会を推進する。
  2. みのりと食科

    1. 但馬のおもな農作物である果樹・草花・野菜の栽培を中心とした学びに加え、食品加工分野の知識・技能を学習し、6次産業化を推進するとともに「但農ブランド」商品を開発する。
    2. 地域の農業をリードし、地域社会の発展や改善に貢献できる農業の担い手の育成を図る。
    3. 但馬の特色を生かした農産物の研究と地域への協力を行い、情報・技術発信基地としての役割を担う。
    4. シクラメンの高品質生産の研究と新品種の導入を行う。
    5. 高品質の果樹生産と果樹園の充実を図り、野菜・草花苗の供給センターづくりを推進する。
    6. 環境にやさしい野菜の栽培研究を行う。
    7. 養父市と連携し、農業の魅力を伝える「農学セミナー」の充実を図る。
  3. 総合畜産科

    1. 世界のブランド「但馬牛」を中心に、豚・鶏など家畜の飼育を専門的に学ぶとともに、作物に関する知識・技能を学習する。
    2. 未来に向けて地元畜産農家との連携を通して地域のブランド家畜を継承し、地域社会の発展や改善に貢献できる農業の担い手の育成を図る。
    3. 但馬牛の育種改良をすすめ繁殖肥育一貫経営技術を確立する。
    4. 胚移植をはじめとするバイオテクノロジー技術を研究する。
    5. 飼料イネ・ホールクロップサイレージ(WCS)の安全供給と利用促進を図る。
    6. 安全でおいしい銘柄鶏(但農どり)の生産および販売を促進する。
    7. 豚の繁殖肥育一貫経営、銘柄豚(バナナパインポーク)の生産および販売を促進する。
    8. 口蹄疫・豚コレラ・鳥インフルエンザなどの病気に対する衛生対策の強化を図る。

シクラメンの画像