Q.商業教育とは?
A. これからの社会は、「豊かな心を持ち、自ら学ぶ意欲がある人」、
「社会の変化に主体的に対応でき、たくましく生きぬく人」が望まれます。
商業教育はその目標の達成のために、特色ある教育活動を展開し、
将来のスペシャリストをめざし、生徒一人ひとりの個性を伸ばす教育に
努めています。


 多様化する現代社会で重視される専門教育

私たちの住む現代社会は、国際化、情報化が日進月歩の勢いで進んでいます。
さらに高齢化、女性の社会進出などさまざまな要因が加わり、それにともなって、
経済の動きや企業の活動も、ますます多様化しています。
商業教育は、社会生活と密接に関係し、職業教育の中でも、極めて応用性に
富んでいます。商業科目を学ぶと、経済社会のしくみが良くわかり、
ビジネスに対する望ましい心構えが身につき、勤労意欲や職業意識の向上に
つながります。

 個性・専門性を伸ばす専門教育

近年インターネットをはじめとする社会の情報化(IT)・国際化・
サービス化の進展に伴い、専門的な学科を設けて専門性や個性を伸ばす
専門教育の充実を図っています。商業に関する各種検定による取得資格は、
社会や大学から高い評価を得ています。

 自己実現をはかる進路指導

商業教育は、社会の変化に対応し、多様な生徒の進路希望に応じられるよう
配慮しており、学んだ知識・技術があらゆる職場や大学などで生かされます。
豊富な進路指導など個性や適性を生かした進路実現に向けての取り組みを
しています。

 資格を生かして、有利な大学進学

商業高校からは普通科と同じように国公立を含む多くの大学に進学することが
できます。推薦入学には、資格取得者を対象としたもの、商業科などの
専門高校生のみを対象とした特別推薦などがあります。
センター試験、一般入試では、普通科目に替えて商業科目での受験など、
3年間の努力で道がひらかれます。

 

Q.学習内容は?
A. 中学校でも学んだ普通教科(国語や英語など)の科目を3分の2、
専門教科の商業科目を3分の1の割合で学習します。

   ・商業に関する科目は、下記のとおり17科目あります。

     (1)基礎的科目(1科目)

         ビジネス基礎

     (2)流通ビジネス科目群(3科目)

         商品と流通・商業技術・マーケティング

     (3)国際経済科目群(3科目)

         英語実務・経済活動と法・国際ビジネス

     (4)簿記会計科目群(4科目)

         簿記・会計・原価計算・会計実務

     (5)経営情報科目群(4科目)

         情報処理・ビジネス情報・文書デザイン・プログラミング

     (6)総合的科目群(2科目)

         総合実践・課題研究

 

    しかし、これら全部を学習するのではなく、学科の特徴にあわせて
10科目ぐらいを学習します。

    また、2・3年生では各自の興味・関心・進路に応じて、
選択科目が設定されています。



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