◇完全学校週5日制スタート
〜子どもたちに「生きる力」を育む学校・家庭・地域が一体となった取り組みを支援〜
- 本年4月より全ての土曜日を休業日とする完全学校週5日制がスタートし、教育における歴史的な改革の年となった。
本県では、完全学校週5日制の趣旨を踏まえた、ふるさと文化再発見アクションプランやスポーツクラブ21ひょうごなど、新規・継続事業の整備・拡充を図り、子どもたちの”ゆとり”の時間の広がりに対応したスポーツ・文化の体験活動に対する取り組みを支援した。(4月)
- また、完全学校週5日制の実施に先立ち、全県フォーラム「休日、子どもたちと目を合わせていますか。」を姫路市で開催した。講演には、教育委員でイラストレーターや絵本作家としても有名な永田萠さんを招いて、盛大に開催された。(2月)
◇「総合的な学習の時間」が本格実施
〜地域の活力を学校教育に生かす「いきいき学校」応援事業がスタート〜
- ゆとりの中で子どもたちに生きる力を育むことを目的として、「総合的な学習の時間」を教育課程に設置することなどを盛り込んだ新学習指導要領が小・中学校で始まった。
- 本県では、「参画と協働」の趣旨のもと、各学校が創意工夫を生かして、特色ある教育活動を行えるよう支援するため、地域住民等で構成する「いきいき学校応援団」を設置するとともに、特定の分野における専門性の高い郷土出身者を招聘し、「総合的な学習の時間」等の充実を図る「いきいき学校」応援事業を実施した。(4月)
◇県立三田祥雲館高等学校開校
〜新しいタイプの学校・学科を設置し、特色ある高等学校づくりを推進〜
- 三田周辺の人口増加に伴い、地域の町並みと一体となって落ち着いた雰囲気の学園ゾーンに合わせた洋風の外観を持つ全日制普通科の単位制高校として、個性を尊重した探求的・問題解決的学習の積極的導入や大学・研究機関との連携を図る特色を持つ県立三田祥雲館高等学校が開校した。
- また、阪神・淡路大震災の教訓を生かし、全国に向けて「命の大切さ」を発信する全国初の環境防災科を県立舞子高等学校に新設した。
- この他、県立須磨友が丘高等学校では、普通科・専門学科の双方にわたる多様な学びを可能にする総合学科への改編を行い、県立北須磨高等学校では、学年による教育課程の区分を設けず柔軟な履修形態をとる単位制への改編を行った。(4月)
◇県立美術館(愛称「芸術の館」)開館
〜「ゴッホ展」が35万人を魅了〜
- 阪神・淡路大震災からの文化の復興のシンボルとして、神戸東部新都心(HAT神戸)に整備された県立美術館(愛称「芸術の館」)が開館し、多彩な開館記念展を開催した。(4月)
- 開館記念展第3弾「ゴッホ展」は、入館者数346,267人を数え、多くの観覧者を魅了し、好評を博した。(11月)
- 県域美術団体や県民等の造形芸術の拠点として、情報収集や交流の場となるサロン等や貸しギャラリーを設けた県立美術館王子分館(愛称「原田の森ギャラリー」)がリニューアルオープンした。(10月)
◇コウノトリ飼育数100羽を達成
〜野生復帰に向けた取り組みが進む〜
- コウノトリの野生復帰をめざし保護増殖事業が順調に進展している県立コウノトリの郷公園で、今シーズン18羽の雛が誕生し、野生復帰の条件の1つである飼育数100羽に達した。(5月)
- 一昨年大陸方面から飛来したと見られる野生のコウノトリが、県立コウノトリの郷公園に飛来し、自然の中で生息できる環境づくりの取り組みに向けたはずみとなった。(8月)
◇「教職員のパワーアッププラン」策定
〜教職員の資質能力・指導力向上への総合的な取り組みに着手〜
- 昨年の中国自動車道女子中学生放置死事件を契機として、有識者で構成・設置した「教職員の資質向上に関する懇話会」から提言を受けた。(1月)
- 「教職員の資質向上に関する懇話会」からの報告・提言を基に、教職員の採用、研修、人事、管理職のリーダーシップの発揮、教職員のメンタルヘルスの保持・増進を含む健康管理面の対応、学校・家庭・地域社会の連携の有り方など多岐に渡り具体的方策を示した「教職員のパワーアッププラン」を策定した。(5月)
- 「教職員のパワーアッププラン」に基づき、面接委員への民間人の登用等教員採用試験の工夫・改善や、管理職にカウンセリングに関する専門的知識を習得させるメンタルヘルス研修、精神疾患により療養・休職している教職員に対して専門家によるグループ指導を行う職場復帰トレーニングの実施、教職員の自覚を促し非違行為の再発防止を図るため、教職員の懲戒処分の公表基準を定めるなど、教職員の資質能力・指導力向上への総合的な取り組みを行った。
◇県立武道館開館
〜県民の体力づくり・スポーツ振興の新たな中核施設が誕生〜
- 武道の殿堂と呼ぶにふさわしく、より高い機能を備え、国内最大級の施設面積、競技面、観客席を有し、武道指導者の育成や選手の養成など、武道の普及・振興はもとより、青少年をはじめ広く県民の健康・体力づくりや生涯スポーツ振興の中核施設として、県立武道館が姫路市手柄山中央公園にオープンした。(5月)
- 県民の交流の場、武道を通じた人づくりの拠点として広く県民にアピールするため、「兵庫武道祭」「記念武道教室(天下一武道教室)」などの開館記念事業を展開した。(5月)
◇「学校サポートチーム」発足
〜専門家の常駐体制による現地解決型システムの構築〜
- 21世紀に活躍する青少年の健全育成、安心して楽しく学べる学校づくりの実現をめざし、学校だけでは解決が困難な児童生徒の問題行動等の課題に対する相談や未然防止の取り組み及び早期対応、早期解決の支援に当たるため、学校関係者OB・警察関係者OB・臨床心理士・精神科医等専門家で構成する「学校サポートチーム」を県下の10教育事務所に設置した。(6月)
◇西日本最大級の円墳、茶すり山古墳を発掘
〜古代但馬の歴史を塗り替える発見が相次ぐ〜
- 国土交通省が整備を進めている和田山町筒江の北近畿豊岡自動車道の建設予定地で、5世紀前半に築かれた直径86mもある西日本最大級の円墳、茶すり山古墳が発見された。また埋葬施設からは青銅製の鏡や甲や冑、刀剣等、大量の副葬品が出土したほか、施設上部からは大型の家形埴輪やついたて形埴輪が出土し、当時のヤマト政権との強いつながりを持つ武人的色彩の強い王族の墓であることが判明した。(7月)
- また、この古墳の東方に位置する南但馬最古の大型円墳である若水(わかす)A11号墳(山東町)からも最古級の国産の青銅製の鏡(内行花文鏡)が出土し、古墳時代の南但馬地域の歴史を塗り替える発見が相次いだ。(6月)
◇インターネット上で「ネットミュージアム兵庫文学館」オープン
〜兵庫文学の魅力を世界へ発信〜
- ネットミュージアム兵庫文学館は、施設を持たずにインターネットを活用して、兵庫の文学を育んできた多くの先人の業績を紹介し、文学の魅力を多くの人々にわかりやすく伝えようとするもので、インターネットの特性を生かし、いつでも、誰でも、どこでも見学することのできる、従来の施設にはない「発展性のある文学館」として開館した。(11月)
【特記項目】
☆県立西脇工業高等学校が全国高校駅伝で大会史上最多8度目の全国制覇
- 京都市で行われた「第53回全国高等学校駅伝競争大会」で、県立西脇工業高等学校が4年ぶり大会史上最多8度目となる優勝を成し遂げた。(12月)
【トピックス】
○「チャレンジ・サポートセンター」開設
- 高等学校を中退した人たちや中学校卒業後高校へ進学しなかった人たちへの自分探しのための相談支援や情報提供を行う「チャレンジ・サポートセンター」を開設した。(4月)
- 県立西宮香風高等学校内に相談員2名を配置し、進路や生活、学習についての電話・面接相談、学習するための機会、大学入学資格検定等についての情報収集・提供、また就職、職業に必要な資格・技能等についての情報収集・提供等の業務を行った。
○県立三木高等学校が第74回選抜高等学校野球大会で「応援団賞」最優秀賞を受賞
- 第74回選抜高等学校野球大会に、県立三木高等学校が初出場した。県立三木高等学校は、県立普通高校で、野球では全くの無名校が、奇跡的な進撃で創部52年目にして初の快挙を成し遂げた。
- 試合は、3月26日、1回戦で鵡川高等学校(北海道)と対戦したものの8−12で惜敗した。しかし、三木高等学校の応援団については、人文字や、生徒や父母らの統率がとれていた点に加え、対戦校の校歌斉唱に手拍子で応えたすがすがしさが評価され、最優秀賞を受賞した。(4月)
○県立人と自然の博物館開館10周年
- 平成4年、三田市に人と自然の共生をめざして開館した「県立人と自然の博物館」が、開館10年目を迎えた。
開館10周年記念事業として、県内10ヶ所で、移動博物館やセミナー、子どもを対象とした参加体験型プログラムなど、キャラバン事業「ひとはくがやってくる」を実施した。
- また、10月26日〜11月4日には、県立人と自然の博物館10周年記念ウィークとして、宇宙飛行士毛利衛氏による講演や全国の博物館ボランティアによる体験コーナーなどの「スーパー・ドリームスタジオ」等、様々なイベントを開催した。(10月)
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