冬将軍動き始める
1月10日、これまでため込んでいたものを一気にはき出すように、大きなぼたん雪が降り始めました。雪は断続的に降り続き、山や田畑を白一色に埋（う）め尽（つ）くしてしまいました。
近くの与布土川（ようどがわ）に足を向けると、背に雪を乗せたカルガモは雪をじっと耐（た）えるようにたたずみ、カワセミは灰色の景色に吸い込まれてしまいそうになりながら、コバルトブルーの背中を光らせていました。
翌日11日、天気は回復し、青白い朝日が差し込んだ朝来山の麓（ふもと）にある南但馬自然学校の積雪は15㎝になり、この冬初めて除雪車のお世話になりました。
今週の天気予報は、雪だるまのマークが並んでいます。新年を迎（むか）え、当地でもいよいよ冬将軍が本格的に動き始めたようです。
文責 増田 克也
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