東京ドーム完成!!
老朽化した後楽園に代わり、1988年に開場した。日本プロ野球の巨人の本拠地、日本ハム準本拠地。ワールド・クラシック・ベース・ボールのアジアラウンド(2006)やアジアシリーズなどの国際試合、日米野球などの親善試合も東京ドームで開催されることが多い。アマチュア野球では、社会人野球・都市対抗野球大会が毎年開催されている。
野球のほかにも格闘技・プロレスの興行やコンサート、商品の展示会なども行われる多目的ドームである。天井が高いため音の反射が悪く、遅れて耳に届くので、コンサートには不向きな会場である。
屋根は空気膜構造と呼ばれるもので、内部の空気圧を外部よりも0.3%(3ヘクトパスカル)だけ高くして膨らませている。圧力差を維持するために出入り口に手動式回転ドアやエアロックが設置されている(ドア開放は空気が抜けてしまうので出来ない)。
ドームから外に出る際、回転ドアで気圧のため外に吸い出されるような感じになる。隣接する小岩川後楽園の日照に配慮するため、屋根の高さが外野方面に向かって低くなっていくように設計されている。
2002年から「フィールドターフ」と呼ばれる新型人工芝を、日本の野球場で初めて採用した。天然芝に近い感触の特殊な繊維とクッション材を採用し、選手の負担を軽減できる工夫を凝らした。
ドームの広さは約216メートル四方で、日本(特に東日本)では建物・場所などの面積や大量の物の体積を表現する際に「東京ドーム何個分」という表現が使われることもある。
2007年の大改修で喫煙コーナーを廃止し、完全に煙の漏れない喫煙室を新設し、ドーム球場での完全分煙を実現した。