1978年の我が家

今のガス窯

淡路島で製造される瓦は一般的に淡路瓦と呼ばれます。その代表的ないぶし瓦の歴史は400年以上に及びます。 淡路島は瓦の産地として全国で最も古い歴史をもち、いぶし瓦では全国一の生産量を誇っています。

瓦がいつ、どこで、誰によって発明されたかは定かではありません。世界で最も古い瓦が発見されているのは、中国の陳西省西安の近郊。時代は西周の終わり頃、約2800年前のものと言われています。6世紀には仏教の伝来とともに日本に伝わりました。以後1400年の歴史を積み重ねています。

☆瓦の工場☆

昔の土窯(だるま窯)

☆淡路瓦について☆

この年、私の家の瓦の工場では昔の土窯から今のガス窯に変わったそうです。
それにより、土窯と違い焼くときの温度が高温で焼けるようになり瓦の品質が良くなりました。
土窯は、焼いて製品が出来上がるまで、4日ぐらいかかっていたのが、ガス窯に変わってからは、2日で製品が出来るようになり、多量生産が出来るようになりました。


桃山・江戸時代の瓦工の焼いていた黒瓦の多くは、平窯であった。この平窯の原形は焼き口が1つで外観は達磨様が座っている格好であったところから「だるま窯」と言う俗称が与えられたという。今は、全く形が違っているがなるべく多量にとの目的からだるま窯を2つ背中合わせにつけ焚口を2つにし横腹から瓦の出し入れをするようになった。淡路瓦を昭和30年代までの多くは、このだるま窯により焼かれていた。