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(1976年)
エボラ出血熱は、1976年6月、スーダン南部のヌザラという街で、綿工場の倉庫番の男性が発熱、頭痛、胸部痛を訴えて入院し、数日後に鼻口腔および消化管より出血して死亡したのがはじまりです。名前の由来は、初めてウイルスが分離された患者の出身地にあるエボラ川からとられました。
潜伏期間2〜21日(通常は7日程度)発熱、悪寒、頭痛、筋肉痛、食欲不振などにはじまり、さらに嘔吐、下痢、腹痛などがみられます。進行すると口腔、歯肉、結膜、鼻腔、皮膚、消化管など全身に出血傾向がみられ死亡します。死亡率は50〜80%になります。