306名の卒業生が2月28日、価値ある卒業証書を手に、胸を張って青雲高校を巣立っていきました。
そして4月4日の入学式で645名の生徒と、新着任の先生および事務職員の7名を迎え、平成22年度が始まりました。
「 春風や 闘志抱きて 丘に立つ 」
この句は、高浜虚子の句ですが、心地よい春の息吹を感じながら、4月、新しい年度の始まりには、私はいつも、こんな気持ちになります。
皆さんも、新年度に当たり、新たな気持ちで新しい目標に取り組もうと考えていることと思います。
「ママも宇宙飛行士になりたい」という10年来の夢を実現させた山崎直子さん。向井千秋さんに続く日本人女性飛行士2人目として、スペースシャトル「ディスカバリー」で日本時間4月5日午後7時21分宇宙に飛び立ちました。
そして、4月7日午後4時44分、国際宇宙ステーションに長期滞在中の野口聡一さんと宇宙での対面。なんと感動的なことでしょう。
しかし、山崎直子さんがここに至るまでは決して平坦な道のりではなく、仕事、結婚、出産、育児などの困難を乗り越え宇宙飛行士としての訓練に取り組んできたとのことです。
夫の山崎大地さんは会社を辞め、主夫になり彼女を支えてこられました。「決して楽な道のりではなく、辛いことも多かったが、やっと報われる。11年間のすべてを2週間のフライトに込め、思う存分楽しんできてほしい」と感無量の面持ちで語っておられたのが印象的でした。
春風や 闘志抱きて 丘に立つ
皆さんも、青雲高校で学びあい、支えあい。
あせらず あまえず あきらめず、確かな一歩一歩を刻んで行きましょう。
平成22年4月12日