茶道部



道具の紹介


棗<なつめ>


棗は薄茶を入れる容器です。(薄茶器)
植物の棗の実に形が似ていることから、こう呼ばれるようになりました。
最も多く使われているのが利休棗で、甲がやや盛り上がっていて、
底にいくにしたがって緩やかにしぼった形をしています。
元々は濃茶の入れ物の中に入れていた容器が薄茶器として独立したものです。




茶筅<ちゃせん>


お茶を点てるのに使う道具です。
抹茶にお湯を加え、茶碗の中でかき回して均一に分散させる茶道具です。
百本点や数穂などいくつか種類があります。
ほとんどが竹で作られています。




茶杓<ちゃしゃく>


茶杓は茶器から抹茶をすくい、茶碗に入れるための茶匙です。
一般的には竹の物が多く使われています。
木製の物や象牙、動物の角でできた物もあります。
作り方もさほど難しいものではないため、昔から茶人自らが自作することも多かった茶道具です。



茶巾<ちゃきん>


麻でできた布で、茶碗を拭くために使います。あらかじめ濡らしておきます。



柄杓<ひしゃく>


水を汲む道具で、夏用の物は小さめ、冬用の物は大きめになります。
柄杓の素材には勤続やプラスチックなど、様々な物がありますが、茶道で使われる物は木製になります。



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