発泡入浴剤をつくろう!
兵庫県立豊岡高等学校
1年総合科学コース
●どんな実験なの?
 お風呂に入れる発泡入浴剤(炭酸ガスをだすもの)をつくってみよう。
 
●実験のしかたは?
1.次の物質を乳ばちでよくすりつぶしまぜる。
   a 無水硫酸ナトリウム15 g(温泉の有効成分)
   b 炭酸水素ナトリウム15 g(温泉の有効成分、炭酸ガスのもと)
   c フマル酸10 g(炭酸ガスを出させる)
   d ウラニン0.1 g (色をつける)
   作り方のムービー 
    (19MB,5:07)
2.混ぜた粉末をビーカーに入れ、香料を少量加えてから粉末がさくさくした状態になるまでエタノールを加えてよくまぜる。
3.プリンカップなどの型に入れて押し固め、乾燥させたらできあがり。
4.お風呂に入れてみよう。炭酸水素ナトリウムとフマル酸が反応して炭酸ガスが発生する。
   水に入れたときのムービー 
    (1.3MB,0:19)
 

<<簡単な炭酸ガス入浴剤の作り方>>
1.炭酸水素ナトリウム(重曹、ベーキングパウダー)大さじ1杯とクエン酸(薬局で売っています)大さじ1杯をコップに入れよくかきまぜる。
2.このコップにエタノール(薬局で売っています)を少量加えてかきまぜる。
3.型に入れて押し固めると、炭酸入浴剤のできあがり。

 
●気をつけよう!
 ・粉末のフマル酸を吸いこむと、せきこむので注意すること。
 ・クエン酸は値段は安いが、一部の風呂がまに使われている銅を溶かしてしまうことがあります。そのため、「市販の炭酸入浴剤」はコハク酸が使われています。
 ・エタノールを使うときほ火の近くでやらない。
 
●もっとくわしく知るために
 この実験は、「作って楽しむ理科遊び」宮田光男編著 ( 裳華房 ) およびホームページ
「いますぐできるわくわく化学実験」(アドレス: htp://www3.justnet.ne.jp/~konan/waku1を参考にしました。