海の生き物にふれよう!
兵庫県立兵庫高等学校
生物研究部
●どんな体験なの?
 海の生き物に,さわってみる。かたかったり,やわらかかったり,ヌルヌル,すべすべ,ザラザラ,おおきいもの,小さいもの,いろいろな海の生き物がいます。
 
●体験のしかたとコツ
 水そうに入った海の生き物に,さわります。
 水そうで長く生かすには,くさらせないように,エアレーションやろ過を行います。
 (海水はpH 8.4 ほどで安定していますので,真水の生きものほど水質の管理はいりません。ただしエアレーションすると水分が蒸発して,海水の濃さが変わります。3.0から3.5%食塩水の濃さになるようにします。熱帯魚のお店では人工海水も売っています。)
 
  須磨海岸の生き物ムービー
    (7.4MB,1:56)
 
●海の動物をとるとき気をつけよう!
 1.おぼれないように気をつけます。
 2.手に作業用手袋などをつけ,足には運動靴などをはきます。(岩についているカキのカラやフジツボなどで手や足が傷つくのを防ぐため。)
 3.持ち帰るとき,エアレーションができる水そうがあると良い。なければ,水温が上がらないようにし,早く持ち帰るようにします。
 4.次に書いてある動物に注意します。(図鑑で調べておくと良い。経験のある大人に聞くと良い。)
 
●危険な海の生き物 (南):とついている生物は,南の暖かい海にいる生き物
 クラゲ,イソギンチャクのなかま:アカクラゲ,カツオノエボシ,イラモ,シロガヤ,クロガヤ
 :アンボイナなどイモガイ(南)
 タコのなかま:ヒョウモンダコ(南)
 カニ,エビのなかま:ノコギリガザミ,ヤシガニ(南)
 ウニのなかま:ガンガゼ(南),ラッパウニ(南)
 ヒトデのなかま:オニヒトデ(南)
 :アカエイ,ゴンズイ,ミノカサゴ,オコゼ,アイゴ,ウツボ,サメ
 
●さわってもふつう平気な海の生き物
 クラゲ,イソギンチャクのなかま:ミズクラゲ,ウリクラゲ,ミドリイソギチャク
 :ほとんどすべての貝
 タコのなかま:マダコ,イイダコ
 カニ,エビのなかま:カメノテ,ケヤリムシ
 ウニのなかま:ムラサキウニ,バフンウニ,アカウニ
 ヒトデのなかま:ヒトデ,イトマキヒトデ,タコノマクラ,カシパン,マナマコ,ニセクロナマコ,マボヤ,シロボヤ,エボヤ
 :ほとんどすべての魚
 
●もっとくわしく知るために
 日本自然保護協会編集「野外における危険な生き物」p.294(1982)
 インターネットのホームページ 須磨海岸 http://member.nifty.ne.jp/sumanori/