大気は力持ち
−ドラムかんつぶし−
兵庫県立姫路飾西高等学校
1年6組(SSC)
●どんな実験なの?
私たちの身の回りには呼吸に必要な空気(大気)がありますね。なんと空気(大気)にも重さがあるのです。その空気(大気) が押す力を大気圧といいますが、その力は人間の力よりはるかに大きな力です。身近なものを用いて大気の力を体験してみよう。この実験では人間の力ではできないことを大気の力がします。

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●実験のしかたとコツ
1.ドラム缶に約1Lの水を入れます。
2.ガスバーナーを使いドラム缶を加熱します。
※ 水は加熱されて水蒸気となり、ドラム缶内の空気を追い出します
3.十分に加熱後フタをし、水でドラム缶全体を冷却してやります。
※ ドラム缶の中は、水蒸気が冷やされ水に戻るため真空に近い状態になります
※1回あたり30分ほどかかる予定です
●気をつけよう!
ドラム缶の実験では、加熱しているとき口から出てくる水蒸気は1 0 0 ℃近いので近づかないようにしましょう。また、加熱用バーナーや加熱をしたドラム缶は熱いので気をつけましょう。(やけどをします)
●もっとくわしく知るために
ドラム缶の実験のくわしい方法は次の本に書いてあります。
滝川 洋二 文 はたこうしろう 絵「科学で遊ぼう9 圧力ガンガン」岩波書店(1997)
ドラム缶は正田石油株式会社さんより提供していただきました