汚れの種類 | 洗浄方法 |
アニリン | 合成洗剤につけておく 塩酸で溶かす |
硫黄 | そのまま乾燥させておくと時間の経過とともに少々の振動を与えることで固まりのまま取り出せる。取れない場合は濃い目の水酸化ナトリウム(6mol/l)を汚れの部分が浸るまで入れ、しばらく浸しておく。
注)硫黄の実験に使用した試験管は、硫黄実験用として再度利用することができる。 |
過マンガン酸カリウム | 硫酸+過酸化水素水で溶かす。または塩酸で溶かす。衣服についたときは、薄いシュウ酸をつけた後に過酸化水素水をつけて落とす。 |
フェノールフタレイン | エタノールで溶かす |
銀鏡反応の銀 | 硝酸で溶かす。濃度はその汚れの程度で調節。硝酸を入れしばらくつけておく。 |
シリコングリース | 紙で拭き取り、洗浄液で洗った後、エーテルにつける。エーテルは白く濁るまで使用可能。空き瓶などを利用して一時保存する。使用の際は火気厳禁。また、麻酔性があるので蒸気を吸い込まないよう注意する。 |
ワセリン | 中性洗剤で落ちる。水酸化ナトリウムにつけるとよく落ちる。 |
水酸化カルシウムと塩化カルシウムの混合物(アンモニアの発生) | 加熱した試験管の汚れは取れないので、アンモニア発生用として壊れるまで使う。 |
石灰水による炭酸カルシウム | 塩酸で溶かす。 |
鉄の化合物 | 塩酸で溶かす。濃度はその汚れの程度で調節。落ちにくいときはしばらくつけておく。 |
ナフタレン パラジクロルベンゼン | 多量のナフタレンは他の利用を考える。少し付着したものは、お湯を使うと取れやすい。固体にして廃棄物として処理する。 |
フェ−リング反応の銅 | 硝酸で溶かす。 |
フェノール樹脂 | 水酸化ナトリウムに浸して溶かす |
ヨウ素 | ヨウ化カリウムに溶かし、ヨウ素ヨウ化カリウム溶液として保存し、実験に利用する。 エタノールに溶かし、ヨウ素アルコール液として保存し、実験に利用する。 |