b.黒点の観察 |
[準備] | 望遠鏡 投影板(スクリーン) 直径10cmの円を描いた記録用紙 |
[操作] |  |
1) | 望遠鏡の筒に棒を固定し、図のように中央に丸い穴をあけた遮光板と投影板をとりつける。 |
2) | 記録用紙を投影板にクリップで止める。 |
3) | 望遠鏡を太陽の方向に向けて、しっかり固定する。 |
| |
| |
| |
| |
[留意点・工夫点] |
○ | 南側の開けた影にならない場所を選ぶ。 |
○ | 望遠鏡で太陽を直視しない。 |
○ | 望遠鏡の極軸を南北方向にあわせ、極軸の高度を観測地点の緯度に等しく調整し、鏡筒を反転しバランスウエイトを調整する。 |
○ | 遮光板は余計な光を遮り、投影した太陽の像を明瞭にする。 |
○ | 接眼部が過熱するので長時間、連続して観測しない。 |
○ | 太陽の像が記録用紙に明瞭に映るようになるまで、接眼レンズを少しずつ引き出す。 |
○ | 太陽の投影像が記録用紙上の円に合うようにピントを調節する。 |
○ | 観測中は、赤経微動ねじを少しずつ動かして太陽像を円内に静止させる。1〜2個の大きな黒点の位置を手早く書き込み、その位置が変わらないようにねじを調節しながら、全体の黒点をプロットする。 |
○ | 数日の間、観察した黒点の位置の移動から、太陽の自転の周期を求めることができる。 |
○ | 鏡筒を固定したとき、太陽像が移動していく方向が記録用紙上の西である。 |