[留意点・工夫点] |
* | グリセリン筋の作り方 |
| - 鶏のささみ(新鮮なもの)を5〜6cmに裂いたものの両端を伸ばして割り箸などに固定する。鶏のささみのほかにカエルの足でもよい。(部位はささみに限らない)
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| - 50%グリセリン溶液に浸して冷凍庫で3日〜1週間保存する。途中2回程度液を替える。
作成したものはグリセリン液中で数ケ月冷凍保存できる。

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* | 洗浄液・試験液の作り方 |
| A液:pH7のホウ酸緩衝液 B液:塩化マグネシウム22.4g+純水1000ml C液:塩化カリウム10g+純水100ml | |
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| 洗浄液 A液1000ml +B液132ml +C液2ml | |
| 試験液 A液100ml +B液8ml +C液1ml | |
* | ATP溶液は1週間程しか持たないので少量ずつ作る。実験時はエッペンドルフに入れて配ると少量でとりやすい。1時間の実験には1ml以下の量で充分である。 |
* | 筋繊維は糸状にほぐし、そのまま測定できる大きさにする。 |
* | 筋繊維の長さの測定はスライドガラスの下に方眼紙を置くとよい。顕微鏡でミクロメーターを使って測定する方法もある。このときは覗きながらATP溶液を滴下する。 |
* | 横紋の観察もできる。観察するにはよくほぐした筋繊維束を取り、メチレンブルーをかけ、高倍率で観察する。 |