15.減数分裂の観察

[目的]花粉母細胞から花粉ができるまでの減数分裂の様子を観察し、体細胞分裂との違いを知る。
[器具・材料]
 ムラサキツユクサなど 酢酸オルセイン
[準備および操作]
1)ムラサキツユクサの若いつぼみ(約2〜3o)をとる。
2)スライドガラスの上で葯(花粉嚢)を取り出し、染色後押しつぶし観察する。
[留意点・工夫点]
分裂中の細胞を見るには、葯が白〜乳黄色でやや不透明なものがよい。葯が黄色で透明な場合はすでに減数分裂が終了しており、葯が白色で透明な場合はまだ分裂が起こっていない。
ムラサキツユクサは、1本の茎に多数のつぼみをつけるが、その中で観察に適したものはわずかである。減数分裂に適したつぼみは、長さが2〜3o、葯の大きさは1oである。したがって生徒実験には、かなりの数の材料が必要である。
花粉の減数分裂は、10:00〜13:00頃に進行すると言われているが、9:00〜11:00頃のほうが進行がよかったと思われるとの報告がある。
実体顕微鏡に1o方眼のシート(OHPシートにコピーしたものでも良い)をおき、その上でつぼみを開き葯を取り出すと、大きさが分かりやすい。
材料は、ムラサキツユクサに似た花のムラサキゴテンやブライダルベール、またはネギの花(ネギボウズ)や黒松の雄花(3月中旬頃)なども良い。コオロギやバッタなどの動物材料も使用できる。
それぞれの材料でちょうどよい時期に摘み取り、固定しておくといつでも使用できる。
葯は、ピンセットなどでつぶしてから染色液をかけると早く染まる。