32.炭酸ナトリウムと炭酸水素ナトリウム |
| [目的] | 炭酸塩と炭酸水素塩の性質を調べ、これらを比較し理解を深める。 |
| [薬品] | 炭酸ナトリウムNa2CO3 炭酸水素ナトリウムNaHCO3 塩酸HCl 石灰水 フェノールフタレイン 塩化コバルト紙 |
| [器具] | ゴム栓付き気体誘導管 |
| [操作] |
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| 1) | 炭酸ナトリウムと炭酸水素ナトリウムの水に対する溶解性、塩基性などを調べる。 |  |
| 2) | 図のように炭酸水素ナトリウムを加熱する。
| | 3) | 石灰水の変化と、塩化コバルト紙の色の変化を調べる。
| | 4) | 冷却後、加熱した試験管の粉末を別の試験管に取りフェノールフタレインを加え、さらに塩酸を少し加えて変化を観察する。
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| [留意点・工夫点] |
| ☆ | 塩化コバルト紙はデシケーター等で保存する。湿って色が赤く変わってしまった場合は、乾燥さ せて青色に戻す。 |
| ★ | 固体を加熱するとき、生成した水が逆流して試験管が割れるのを防ぐため、試験管の口を下げて おく。 |
| ★ | 2の操作の火を止める前に石灰水の入った試験管から気体誘導管を外しておく。 |
| ★ | 4の操作では、フェノールフタレインを用いて塩基性の強さを調べることにより、炭酸水素ナトリ ウムが熱分解されたことがわかる。 |
| ★ | 炭酸水素ナトリウムの加熱に用いる試験管は、塩基で変質するので試験管を専用に使用するとよい 。 |
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| <参考> |
| | アンモニアソーダ法(ソルベー法) |
| | | 工業的な炭酸ナトリウムの製法の一つで、飽和食塩水にアンモニアと二酸化炭素を通じて炭酸水素 ナトリウムを沈殿させ、これを焼いて炭酸ナトリウムを製造する方法。 |
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