[目的] | 溶解熱、中和熱を測定することにより、反応熱の総和が、変化の経路や方法に無関係である(ヘスの法則)ことを確認する。 |
[薬品] | 水酸化ナトリウムNaOH(粒) 塩酸HCl |
[器具] | 発泡ポリスチレン保温容器 温度計 メスシリンダー |
[操作] |
1) | 水酸化ナトリウムの溶解熱を測定する。 |
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2) | 水酸化ナトリウム水溶液と塩酸との反応熱を測定する。 |
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3) | 固体の水酸化ナトリウムと塩酸との反応熱を測定する。
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[留意点・工夫点] |
☆ | 水酸化ナトリウムと塩酸は新しいものを使う方が、より正確な結果が得られる。 |
☆ | 塩酸の濃度は水酸化ナトリウムを完全に反応させなければならないので、1mol/lより少し濃い方がよい。(1mol/l塩酸1リットルに濃塩酸を1滴入れる程度) |
☆ | 実験の際、水酸化ナトリウム(粒状)は、空気中の水蒸気を吸って質量が変化してしまうので蓋のできる容器に小分けしておく。 |
☆ | 純水や試薬は長時間常温中に置いたものを使用する。 |
☆ | 試薬は濃度の同じものを使用する必要があるので、多めに用意しておく。 |