15.溶解

[目的]固体が水や水以外の溶媒に、なぜ溶けるか、なぜ溶けないか物質の構造や溶解性の関係を知る。
[薬品・材料]
 氷砂糖 ヨウ素I 過マンガン酸カリウムKMnO4 ベンゼンC6H6 エタノール
1-プロパノール 1-ブタノール 1-ペンタノール 無水硫酸銅(U)
[操作]
a.物質の溶解b.物質の溶解性c. 水溶液中での状態
[留意点・工夫点]
ヨウ素は教卓に置き、使用時に素早く配る。
ベンゼンの代わりにヘキサン、氷砂糖の代わりに岩塩でもよい。
硫酸銅はペンタノールがよく、硝酸銅を使用する場合はエタノールが分りやすい。
使用量が少ないので、各アルコールはスポイト瓶に入れると便利。
試験管は必ず乾燥したものを使用する。
<参考>
 ペンタノール(n-アミルアルコール)は、有害性があるため換気や取り扱いには、充分な注意が必要である。
皮膚に付着した場合は、すぐに、部位を充分に水で洗浄する。
眼に入った場合は、直ちに10〜15分間水で洗浄する。まぶたを親指と人差し指で拡げて、同時にあらゆる方向に動かせる。必ず医師に診察してもらう。