[目的] | オレイン酸の単分子量を作って、アボガドロ数を求める。 |
[薬品] | オレイン酸 エタノール タルク(滑石末) |
[器具] | メスピペット グラフ用紙 |
[操作] |
1) | 水を入れた水槽にタルクを振り落とし満遍なく表面を覆わせ、メスピペットでオレイン酸アルコール溶液1滴を滴下する。 |
2) | 2〜3分間放置して、アルコールが水に溶けてしまったことを確認してから、グラフ用紙をタルクが排除されている部分に静かにかぶせ、水で濡れている部分を鉛筆で縁取り、その部分のマス目を数えて面積を算出する。 |
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[留意点・工夫点] |
☆ | オレイン酸はホールピペットで正確に量り取り、メスフラスコを用いてエタノールに溶かす。滴下する際の1滴の体積も求めておく。 |
☆ | タルクはむらにならないように30pほど離して、なるべく薄く水面全体に撒く。 |
☆ | タルクは広口瓶に入れ、ガーゼをかぶせて輪ゴムでとめて振りかける。使用後はガーゼをはずして蓋をしておく。また、ガーゼを使わずメッシュ150のふるいを使うのもよい。 |
☆ | オレイン酸アルコール溶液を使用すると、プラスチック製水槽は硬化する。 |
★ | 水槽は洗剤などでよく洗ってから使用する。油分や埃がついているとタルクが排除され、膜に厚薄が生じる。 |
★ | 水は水槽の縁の高さまで満たして使用する。水面が縁より低いと膜が充分に広がらない。水面が充分に落ち着いてから、タルクを撒く。 |
★ | OHPシートなどを使って膜の形をマジックでとり、グラフ用紙の上にあてて面積を調べるのも便利である。 |
★ | 水を入れる容器はなるべく大きなもののほうが失敗をしなくてよい。(タライ等) |