8.結晶の電気伝導性

[目的]イオン結晶、分子結晶、共有結合結晶、金属結晶の性質(電気伝導性)を調べる。
[薬品・材料]
  硫酸銅CuSO4・5H2O  氷砂糖  炭素棒(シャープペンの芯または電極用炭素棒)
水晶  食塩NaCl  ナフタレン  鉄線  銅線  鉛片
[器具]電源装置  電極(2本)  スライド抵抗器  豆電球とソケット  リード線  マッフル
三角架  ルツボ
[操作]
a.固体の電気伝導性
  
b.液体の電気伝導性
  
c.水溶液の電気伝導性
  
[留意点・工夫点]
食塩の固体は、岩塩を使用する。(食品店で求められる)
食塩やナフタレンを溶かす場合は、試験管に1cm程度でよい。
食塩は融点が高いのでバーナーの炎を強くし、マッフルと試験管との位置の調節が必要である。
試験管で鉛を溶かすと、再加熱により割れるので、ルツボを使用する。(鉛の量を少なくするか高温用ルツボを使用するとよい)
水晶は融点が高いので融解しない方がよい。
電極をショートさせないように注意する。
電極は、テスト用電極を用いなくても、電気コードを使ったり、右図のような身近なものを使って作成することもできる。
<参考>
  電気コード
    600V ビニールケーブル(ビニールシースケーブル)
VVF×2芯  600V以下18Aまで使用可
      
    通称VA線とも呼ばれ、600V以下の引込み口配線、低圧
回路配線に使用され、屋内、側配線に多く使用される。
ホームセンターで購入可。