6.結晶格子の模型を作る

[目的]体心立方格子および面心立方格子の模型を作成し、原子の並びかたや間隔などの違いについて考える。
[器具]定規  カッターナイフ  ポリ塩化ビニルの板(100mm×300mm、厚さ0.5mm)1枚
発泡ポリスチレンの球(直径30mm)6個  発泡ポリスチレン用接着剤  セロハンテープ
[操作]
  
  
[留意点・工夫点]
カッターナイフは、工芸や美術で使う繰り出し式のもので、刃が充分長いものがよい。
発泡ポリスチレンの球を切断する際は、刃をいっぱいに出して根本から刃先の方へと手元に引き寄せるようにする。逆に押し切ると球がちぎれて切断面が汚くなる。
発泡ポリスチレンの球に、あらかじめ目安となる線を引いておくと切断しやすい。
ポリ塩化ビニル板をカッターで切断する時は、カッティングマットを使用すると、机を傷つけることもなく、より安全に作業が行える。
発泡ポリスチレン簡易切断器(下参照)を用いると容易に切断することができる。
<参考>
  【発泡ポリスチレンの簡易切断器の作成】
    [材料]竹ひご  ニクロム線(φ0.3mm×15cm)  ワニ口クリップ付きリード線
乾電池(単1×3)
    [操作]
    1)竹ひごを曲げて、両端にニクロム線を結び、固定する。
    2)乾電池を直列に継ぎ、両極にワニ口クリップ付きリード線を接続する。
    3)発泡ポリスチレンを切断する時、ニクロム線の中央部に約6cmの間隔で、ワニ口クリップを接続すると、その間のニクロム線が高温になり、容易に切断することができる。
    [留意点・工夫点]
    切断が終了したら、すぐにワニ口クリップを外す。電気を通じているときは、ニクロム線が高温になっているので、直接触れないように注意する。カッターを用いて切断するよりも、安全で容易に切断することができる。