[目的] | 黄リンの性質(自然発火)を観察する。 |
[薬品] | 黄リンP 二硫化炭素CS2 |
[操作] |
1) | 試験管に二硫化炭素を約1mlとり、この中に米粒大の黄リンを2粒入れ黄リンの二硫化炭素溶液を作る。 |
2) | 1の黄リンの二硫化炭素溶液2〜3滴を、ガラス棒の先を使ってろ紙等につける。 |
3) | 10秒程待つと、黄リンの自然発火により紙は燃焼する。 |
[留意点・工夫点] |
☆ | 黄リン、二硫化炭素は共に有毒であるので取り扱いに注意する。燃焼時の蒸気にも触れないよう充分注意する。 |
☆ | 黄リンは水中に保存する。 |
☆ | ろ紙のかわりに、油取り紙をニトロ化して作ったニトロセルロースを使うとより自然発火させやすい。 |
☆ | 黄リンを水中から出してもすぐには自然発火しないので、ろ紙の上で、カッターナイフを使って小片にカットすればよい。 |
☆ | 残った溶液はろ紙にしみ込ませて、ピンセットではさんでバーナーで燃やしてしまうと早く処理できる。 |
☆ | リンの同素体として黄リン、赤リンがある。 |