[操作] |
a.光電効果の観察 |  |
1) | 光電管に光を当て、光電流が流れることを確かめる。 |
2) | 光量や電球の種類によってどのような違いが見られるか調べてみる。 |
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b.プランク定数の測定 |
1) | 色付きフィルターを通した光を光電管に当てる。 |  |
2) | メートルブリッジの接点を移動し、検流計の針が0を示すようにし、そのときの電圧計の値V0〔V〕 (阻止電圧)を記録する。 |
3) | 別の色のフィルターに取り換えて、2の測定をくり返す。 |
4) | 縦軸に電子の運動エネルギーの最大値eV0〔J〕、横軸に光の振動数ν〔Hz〕をとって測定結果をグラフにする。このグラフの傾きから、プランク定数h〔J・s〕を求める。(eは、電気素量〔C〕) |
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[留意点・工夫点] |
☆ | フィルターを何色か用意する。フィルターの色を取り換えることによって、照射する光の振動数を変えることができる。 |
☆ | 色付きセロファンを使用してもよい。 |
☆ | あらかじめ、光源と用いるフィルターの色によって得られる光の振動数を調べておく。 |
☆ | 水銀灯(光源)の光を直視しないようにする。 |
☆ | 光電管は箱の中にいれ、光源からの光以外がはいらないようにする。光電管にカバーがついていないときは、内側を黒く塗ったボール紙でカバーし、光源からの光の取入れ用窓をつくる。 |
☆ | 光電効果ははく検電器によっても観察できる。 |  |
☆ | 市販されているプランク定数測定器によって、簡単に測定でき、プランク定数を求めることができる。 |
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