41.電磁誘導

[目的]コイル内の磁束の変化によりコイルに発生する誘導起電力の大きさと向きを定性的に調べる。
[準備]コイル(巻き数の異なるもの2種) 棒磁石2本 鉄心(鉄棒) 電池 スイッチ 検流計
[操作]
 以下の実験を行い、検流計の針の振れの大きさと向きを調べる。
[留意点・工夫点]
鉄心は鉄製スタンドの自在バサミの柄の部分(鉄製)が代用できる。
棒磁石2本を片付ける時には、N極S極を互い違いにする。
使用前に指針が0点を指しているか確かめる。
検流計はいつもシャフトを入れておき、電流の振れが1目盛り以下になったとき、シャフトをはずして使用する。
検流計の使用後は、必ず両端子をシャフトで短絡しておく。
 検流計
  検流計の+端子に電流が流れ込み、−端子から電流が流れ出る時には、指針は目盛りの+側に振れ、逆の場合には目盛りの−側に振れる。
 
フィルムケースを利用した自作コイル
 
[作り方] 
 1)フィルムケースの側面に焼いた針金か、きりで左右2個ずつ穴をあける。
 2)エナメル線を50〜60回巻きつける。
 コイルに電流計をつなぎ、ケースの中にネオジウム磁石を入れて振ると電流計の針が振れる。(磁石を動かすことで誘導電流が生じる)