[留意点・工夫点] |
☆ | 全ての準備や実験は、バットの中で行うほうがよい。 |
☆ | 水銀は一気に入れる。途中、空気が入らないようにする。 |
☆ | ガラス管内にごみがついていると水銀が細かく散らばりやすい。 |
☆ | 水銀の扱い方・・・水銀蒸気が危険。風通しのよいところでガラス管に詰める。皮膚からの吸収も少しある。水銀がこぼれたときに集めやすいように、大きなバットの中で実験を行う。こぼしたときは、ちり取りとスポイドを使って集める(集めた水銀は別の容器に保存)。集め方には他に、セロテープにひっつける、銅アマルガムをつくる方法などがある。 |
☆ | スッと水銀柱が下がり760mmより数10mm短めで止まる。これは、ガラス管の壁に残っている小さな気泡の影響である。ガラス管を斜めにして中の水銀を上下させると、次第に気泡がとれてくる。ガラス管を元に戻して気泡を追い出し、再び実験をすると、760mmにかなり近づく。 |
☆ | ガラス管を傾けても常に760mmの高さは変わらない。 |
★ | トリチェリーの実験器は市販されているが、内径5mm・長さ1mのガラス管、シリコンチューブなどで自作することができる。この場合、水銀量は、約20cm3(250g)となる。 |