3.自由落下と重力加速度

[目的] 物体を自由落下させたときの運動のようすと、加速度の大きさを調べる。
[準備]記録タイマー・テープ  おもり  スタンド  ものさし
[操作]
 タイマーのスイッチをいれて作動させてから、テープをはなしておもりを落下させる。
[留意点・工夫点]
スタンドの調整、整備を必ず事前におこない、テープが鉛直になるようタイマーを固定する。(実験のたびごとに点検する)
タイマーはスタンドに固定する方法のほか、机にのせた角椅子などにクランプで固定することもできる。
おもりは、市販の金属球のかわりにこぶし大の石に針金を巻きつけカーテンフックをつけたもの、大きめのナットに針金で輪をつくりテープがはさめるようにしたもの、金属球に針金を巻き接着剤かテープでとめクリップに固定したもの、8号くらいのゴム栓に針金でフックをつけたものなどを利用する。(下図)
 
床を保護するため、落下場所に雑巾、古本、発砲スチロール、圧縮スポンジ、1/4程度に切った風呂用マット、ダンボールなどを敷く。また、おもりが転がらないようまわりに枠をつけるのもよい。
市販の落下実験装置を使うと、比較的正確なデータが得られる。
<関連実験>
  自分の反射時間を調べよう
  [目的]自由落下の公式を利用して自分の反射時間を求める。
  [準備]30cmものさし
  [操作]
  
  1)Aさんが手を離したものさしを即座にB君がつまみ止める。
  2)B君のつまみ止めた位置からものさしの落下距離y〔cm〕がわかる。
  3)自由落下の公式:y=gt/2 によって、落下距離の平均から落下時間を求める。