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2018年度の展覧会・展示をご案内いたします。
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■兵庫県政150周年記念事業 特別企画展
「線路はつづく―レールでたどる兵庫五国の鉄道史―」

    会期:平成30年4月28日(土)~ 6月17日(日)




姫津線姫路津山間開通記念両方連絡ノ瞬間工事員一同ノ万歳/たつの市教育委員会蔵

【展覧会概要】

 旅客、貨物の鉄道輸送を足元で支える役割をレールは果たしています。わが国に鉄道が走り始めた明治初期には、鉄の生産体制がまだ整っていなかったため、当時の鉄道レールは多くが海外からの輸入に頼っており、明治末頃より国産化が進められてきました。レールの側面にはレールの製造者や製造年月、発注した鉄道会社名などが刻印されていることが多く、そこに刻まれた世界各地の製鉄メーカーや日本各地の鉄道会社の名前から、わが国の鉄道の歩みを読みとることができます。
 この展覧会では、さまざまな役割を終えて県内各地に保存されている古レールを展示し、兵庫の交通の歩みをたどるとともに、県内の鉄道各社が戦前に発行した時刻表やパンフレットなど関連資料も展示することにより、鉄道網の発達に対する県民のまなざしにも触れます。




【会期等】

会期:平成30年4月28日(土)~6月17日(日)〔44日間〕
開館時間:午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:毎週月曜日
    ※4月30日(月・祝)は開館、5月1日(火)は休館
会 場:兵庫県立歴史博物館 ギャラリー
    (〒670-0012 姫路市本町68番地 ℡ 079-288-9011)
主催:兵庫県立歴史博物館 神戸新聞社
後援:兵庫県 兵庫県教育委員会 NHK神戸放送局 サンテレビジョン ラジオ関西
広報協力:山陽電気鉄道株式会社 神姫バス株式会社



昭和戦後の山陽電鉄姫路駅
/兵庫県立歴史博物館蔵
(高橋秀吉コレクション)


【観覧料金】

大 人:500円(400円)
大学生:350円(250円)
高校生以下:無料
※(  )内は20人以上の団体料金
※障がい者及び70歳以上の方は半額
 また障がい者1人につき、その介護者1人は無料




【展示構成と主な展示資料】

第1部 走り始めた兵庫の鉄道-英国・錬鉄・双頭レール-

双頭レール 汐留遺跡(旧新橋駅)
出土 明治初期
/天理大学附属天理参考館蔵

 明治7年、神戸-大阪間で開業した鉄道には、その2年前に開業した新橋-横浜間と同様に、磨り減ったら裏返して再使用できるという「双頭レール」が採用されました。このコーナーでは鉄道創業当時に使用されたイギリス製の双頭レールとともに、当時の鉄道の様子を示す資料を展示し、走り始めた汽車に対する当時の人々のまなざしに触れます。

【主な展示資料】

・双頭レール 汐留遺跡(旧新橋駅)出土 明治初期 天理大学附属天理参考館蔵
・明治7年(1874)阪神間開業時の時刻運賃表 尼崎市教育委員会蔵
・神崎川・武庫川・十三川橋梁用トラス橋の設計図 明治初期 個人蔵(三田市指定文化財)




第2部 輸入レールの時代

阪鶴鉄道(JR福知山線の前身)
のレール〔明治31年(1898)〕
/三田市蔵

 明治21年(1888)、兵庫-姫路間の山陽鉄道の開通を皮切りに、兵庫の主要な鉄道路線が私設鉄道により築かれ、摂津・播磨・丹波・但馬が鉄道で結ばれるとともに、明治40年代には都市近郊を中心に私鉄が相次いで開業します。それらの鉄道はのちにわが国の幹線として、また都市交通の基盤などとして、旅客・貨物の輸送に重要な役割を果たすことになりました。しかしこの時期はわが国において鉄の生産体制が整っておらず、当初はイギリス、後にアメリカや欧米諸国からの輸入レールが使用されました。

【主な展示資料】

(1)県内鉄道幹線の敷設
・山陽鉄道兵庫姫路間汽車運転時刻表 明治22年(1889) 天理大学附属天理参考館蔵
・阪鶴鉄道敷設時のレール 明治31年(1898) 伊丹市立博物館蔵・三田市蔵
・播但鉄道敷設時のレール 明治26年(1893) ふじおミニ鉄道資料館蔵
・架け換えられた旧餘部鉄橋の鋼材 明治40年代 豊岡市教育委員会蔵

(2)都市周辺の電気鉄道
・阪神電鉄敷設時に使用されたレール 明治36年(1903) 阪神電気鉄道株式会社蔵
・阪神電車開業広告 明治38年(1905) 尼崎市教育委員会蔵
・阪急電鉄(箕面有馬電気軌道)敷設時のレール 明治42年(1909) 阪急電鉄株式会社蔵
・阪急電鉄路線図(阪急神戸線開業翌年)大正9年(1920) 尼崎市教育委員会蔵
・山陽電鉄(兵庫電気軌道)敷設時のレール 明治41年(1908) 山陽電気鉄道株式会社蔵
・兵庫姫路電車沿線名所案内(宇治川電気時代のもの) 昭和戦前 個人蔵
・山陽電鉄(神戸姫路電気鉄道)敷設時のレール 大正11年(1922) 山陽電気鉄道株式会社蔵
・播電鉄道沿線案内 戦前 うすくち龍野醤油資料館蔵




第3部 鉄道網の形成と国産レールの台頭

手柄山付近を行く姫路モノレール
〔昭和41年(1966)頃〕
/兵庫県立歴史博物館蔵
(高橋秀吉コレクション)

 明治40年代には山陰線が難工事の末に開通し、兵庫の鉄道路線の骨格にあたる路線が形成されました。一方で明治末から大正期にかけて、都市圏を中心に電車による鉄道輸送が開始されました。これらの路線の敷設には当初は欧米からの輸入レールが用いられましたが、官営八幡製鉄所〔明治34年(1901)操業を開始〕でレールの生産が始まると国産品が徐々にそのシェアを伸ばし、昭和期にはほぼすべての路線で国産レールが敷設されるようになりました。

【主な展示資料】

(1)国産レールの普及と当時の鉄道文化
・八幡製鉄所製レール〔2603年銘〕昭和18年(1943) 播磨町郷土資料館蔵
・鉄道省編『鉄道旅行案内』吉田初三郎挿絵 大正10年(1921) 個人蔵

(2)大正昭和の鉄道敷設
・姫津線姫路津山間開通記念両方連絡ノ瞬間、工事員一同ノ万歳/たつの市教育委員会蔵
・赤穂鉄道で使用されたレール 戦前 赤穂市立有年考古館蔵
・淡路鉄道沿線名所図絵 昭和12年(1937) 個人蔵
・姫路モノレールのレール昭和39年(1964) 姫路市蔵(手柄山交流ステーション保管)



第4部 表示板の魅力

 都市部の電車を中心として、現在の鉄道車輌における行先や列車種別等の表示は、LED表示器によるものが多くなってきました。かつては幕式の表示も使用されましたが、鉄道創業時より近年にいたるまで、看板式の表示板が多く使用されてきました。このコーナーでは、もはや歴史資料となりつつある運行標識板等の表示板を、県内資料を中心に紹介するとともに、それぞれの表示板の歴史的な背景にも触れます。

※県内の鉄道で使用された表示板を展示します。(このコーナーは写真の撮影が可能です。)



【関連行事】

(1)講演会
日 時:平成30年5月20日(日) 14:00~15:30
講 師:井田 泰人 氏(近畿大学短期大学部教授)
演 題:「明治期における兵庫県下の鉄道会社の経営と利害関係者の思惑について」
会 場:当館地階ホール
参加費:無料
定 員:先着100名(当日受付)



山陽電鉄明石姫路間開業時に
使用されたレール
/山陽電気鉄道株式会社蔵

(2)れきはくアカデミー
日 時:平成30年6月3日(日)
      14:00~15:30
講 師:鈴木 敬二(当館学芸員)
演 題:「鉄道遺産からみた兵庫の鉄道史」
会 場:当館地階ホール
参加費:無料
定 員:先着100名(当日受付)



(3)展覧会ガイド
日 時:①平成30年4月28日(土)
    ②平成30年5月3日(木・祝)
    ③平成30年6月17日(日)
     いずれも11:00から
ガイド:鈴木 敬二(当館学芸員)
会 場:特別展会場
参加費:無料(※特別展観覧料が必要)



(4)歴はく倶楽部「木の列車をつくろう」
日 時:平成30年5月27日(日)
    10:00~11:30
    13:00~14:30
会 場:当館1階ロビー
定 員:午前・午後ともに25名(先着順)
参加費:1回100円
※どなたでもご参加いただけます。
 (小学校4年生以下のお子様は保護者同伴)




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特別企画展「線路はつづく」の
ご案内チラシ(表面/裏面)を拡大して
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